最近dtv見れてなかったな~ということでセッションを見ました。
アカデミー賞なんですよね。
あらすじ
音楽学校でドラムをしている主人公は、有名な教師のバンドにスカウトされる。しかし彼は、鬼のようなスパルタ教師だった。主人公は彼のレッスンに必死についていこうとする。
天才を作り出すための狂気
全編を通して罵声が流れ続ける過酷な映画でした。フィクションと分かっていてもつらくなってきます。F◎CKって何回言ったかもうわからない。
ただ、この先生は本当に怖すぎるんだけれど、音楽にかける情熱は掛け値なしの本物なんだろうな……と思うと完全に嫌いになれないところがあります。主人公もだからこそついていったんでしょうし。
むかつく教師を「音楽で」ぶちのめしたいと思っている主人公の殺意も怖かったです。こうして狂気は増幅されていくんですね……。
面白かったけれど、あまり見返したくないタイプの映画です。のめり込みすぎる人はかなりつらいと思います。
ラスト数分の怒涛のドラム
かっこよくはあっても見ていて楽しくない映画だったこの作品ですが、ラスト数分の展開には驚きました。このシーンをやるために今までフラストレーションを重ねていったんですね。
あの瞬間だけ、二人の心が通じ合い、「セッション」が行われる。というタイトルの回収にもなっています。……と思ったらこれは邦題なんですね。狙ってやったのかはわからないです。
ため込んできたものが一気に解放され、作品としてエンドマークがつくのが素晴らしいです。なんだかんだで見てよかったです。
ただ、見るのがつらい作品なので、最後まで見る前に挫折してしまう人も多いと思います。dtvみたいなストリーミングサービスだと特に。好みが分かれる作品ではありますが、できれば最後まで見て判断してほしいところです。
まとめ
怖かったですが、ラストでいろいろな恐怖がぶっとびました。なるほど、素敵な作品です。
ただ本当に怖かったから二回目は見たくないですね!