ゴールデンウィークなので映画を見に行ってきました。
なんとなしにノーマークの『帝一の國』を見てみることに。
あらすじ
多くの政治家を輩出している学校で、帝一は生徒会長を目指す。生徒会長の座に就けば、将来有力な派閥に入ることができ、内閣入りは確実になる。帝一は、生徒会長になるために奔走する。
俳優さんたちの顔芸すごい
俳優の顔芸がすごかったです。イケメンが容赦なく顔を崩している……。特に帝一は普通の顔をしていない時間が多いです。
普段こういうみんなが同じ服を着ている作品は、なかなか顔を覚えられないんですが、この作品はあっさり覚えられました。顔の印象が強烈ですから。
顔ももちろんですが、ぶっとんだ演出が多くて見ていて面白かったです。「次はどうなるんだろう」というわくわく感がありました。
好きなシーンは帝一が試験問題を解くところ。あそこで流れる音楽がかっこいいんですよね。フルで聞いてみたいです。
それ以外にも音楽の使い方が印象的で、音楽が好きな人には楽しい映画だと思います。
男同士がイチャイチャしてるだけでギャグになると思ってるのが古すぎ
しかしひどいなーと思ったのが作中での同性愛の扱われ方です。
別に男同士でイチャイチャするのはオッケーなんですが、それをギャグとして扱うのはあまりにも考え方が古すぎると思います。Twitterでホモネタで喜んでる中学生と精神性が変わらない……。
今より昔の時代を舞台にしているし、男子校ジョークなのだとわかっていても、見ているともやもやしてきます。
原作はどうなってるのか知りませんが、同じノリだといやだなあ。
フィクションとはいえ、見た人にそのまま無批判に受け入れてほしくないなと思います。
おかげで終盤のヒロインの扱われ方も白々しく感じてしまいました。
まとめ
演出やギャグシーンの楽しさはよかったですが、根本的なところでこの作品はどうかと思いました。
これを面白おかしいだけの作品として見るのがまず無理ですね。

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