ブックワームのひとりごと

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北欧女子オーサ、日本で文化ギャップに出会う オーサ・イェークストロム『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』

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北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

本屋で見かけて気になっていたコミックエッセイです。

 

あらすじ

勉強のため、スウェーデンから日本にやってきた著者。しかし日本は彼女の想像を超えていた。スウェーデンのオタク女子が日本の不思議との出会いを描いた、四コマブログの書籍化。

 

若干カタコトな漫画の面白さ

日本語はだいぶうまいんですが、若干カタコト感が抜けきっていなくて面白いです。でも漫画によると、著者としては直してほしい部分なんですよね。そりゃ日本語上手くなりたいですよね。

日本とスウェーデンの文化的ギャップが面白いです。入り口は分かれているのに、空き瓶と空き缶が同じところに入るゴミ箱の謎は私も感じていました。あれは分別のくせをつけるためにあるんですね。

そして日本人に大不評だったおみやげ、甘草の味が気になります。どんな食べ物なんでしょうか。

スウェーデンは日本ではあまりメジャーな国ではないので、実際に住んでいた人の話を読むのは新鮮で面白いですね。

 

日本の文化の説明のなさ

裏表紙に、コンビニおにぎりの開け方を半年かけてやっと気づいた話が載っています。

確かに外国の人にはわからないよなあと思いました。それと同時に、日本人はあまり説明をしない生き物かもしれない……と気づきました。

日常で当たり前だと思っていることが当たり前ではない、そのことに気づけるから異文化エッセイは面白いなと思います。

著者は自分がそんなに絵がうまくないと卑下しますが、そんなに下手ではないと思います……というか日本の一部の漫画家が上手すぎるだけなので、彼らと比べてしまうとほとんどの人は下手だ!

スウェーデンと日本のカルチャーショックの話も面白いし、もっと自信を持ってくれていいのになあと読者として思います。

 

まとめ

あんまり面白がるのも失礼かもしれませんが、カタコト感が面白かったです。

気が向いたら続きも読んでみたいですね。

 

著者のブログはこちら。

ameblo.jp