アドベンチャーゲーム『彼女は最後にそう言った』をクリアしました。
ゲーム概要
祭りの日、東京から里帰りした少年、シンタローに一通の手紙が届く。「お祭りの夜、展望台で待ってます」。彼はループする時間の中で、手紙の送り主であるナナミの死の真相を調べ始める。レトロなドット絵でおくるアドベンチャーゲーム。
主人公の死の受容を追体験する
このゲーム、謎解きゲームとしては展開が劇的ではないので、そういうものを期待するとがっかりするかもしれません。
しかし、主人公がナナミの死を受容していくゲームだと思うととても面白いです。人との交流の過程を経て、ナナミのことを知っていき、それが彼女の死の受容につながる。そのストーリーラインが魅力的でした。
ラストシーンでのささやかな奇跡は、ドット絵と言うシンプルなビジュアルながら美しかったです。
謎を解いたからといって何が変わるわけではないですが、このお祭りをきっかけに主人公たちは前に進めるのだと思うと、美しいお話だったと思います。
ゲーム性は少なめ
欠点を挙げるとするならば、かなりゲーム性が少ないところです。だいたい「〇〇に話を聞いてみよう→聞く」の繰り返しなので頭を使うところがほぼありません。
アドベンチャーゲームで悩むのが好きなので、もう少し頭を使う部分があってもよかったかなと思います。
その点も、この「ゲームはそもそもうろうろできるノベルゲームなのだ」と解釈すると、それほど欠点ではないのかもしれません。
生粋のゲーマーには物足りない難易度だと思うんですが、その分いろいろな人がプレイできるゲームになった部分もあるかなと思います。
まとめ
何よりストーリーが美しかったです。登場人物たちの未来が明るいものだといいですね。
姉妹編もまたいつかやってみたいですね。

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