見たいみたいと思いつつタイミングを逃していました。
「三百年」と書いて「みほとせ」と読みます。
あらすじ
歴史修正主義者の攻撃により、幼い竹千代(のちの徳川家康)を残して壊滅した松平家。刀剣男士たちは歴史上の人物になり替わり、協力して竹千代を育て始める。しかし、その歴史には残酷な未来が待ち受けていた……。
優しいけれど残酷な話
キャラクターはみんな優しいのに、なかなか設定がえげつないです。
刀剣男士は歴史を守る存在なので、大切な人が死んだとしてもそれを受け入れなければならない。死すべき運命の人は殺さなければならない。
その正義感や優しさではどうにもならない前提が、これでもかというほど強調されていました。
このストーリーで重要なのは「石切丸の語る物語」だから嘘が含まれているかもしれないってことだと思います。ひょっとしたらあの人は実は死んでいるのかもしれないし、実際に石切丸が手をかけたのかもしれない。その可能性を考えると闇が深まりますね……。実際に物語を書いた紙をちぎるシーンもありますし。
キャラクターみんないい子なのにつらい、という話でした。
キャラクターの掘り下げが深く、さりげない
刀ミュは初めて見たんですが、すごくキャラクターの掘り下げがうまくてびっくりしました。それでいてわざとらしいところがないのがいいですね。
演技として違和感のない範囲で、キャラクターがどんな刀かを説明してのけちゃうのがすごいです。
大倶利伽羅がめちゃくちゃ優しいのが印象的でした。刀ステを先に見たので、その違いが強調されていました。刀ステの大俱利伽羅は、刀として純粋でいたいタイプだったからな……。
面白枠である千子村正も、よく観察していると彼なりの気遣いが感じられて好きになりました。ゲームで育てたくなってきましたよ。
ガチのミュージカル俳優で美声な蜻蛉切もかっこよかったです。優しさと強さに加えて美声を手に入れたらもう向かうところ敵なしだ!
まとめ
面白かったです。見てよかった!
次のチケット戦線に参加したくなったけど、落ちたらマジで落ち込んでしまうのでその辺に関しては気が進まなくもあります。
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