ふと映画館で映画が見たくなり、知り合いがおすすめしていたこれをチョイスしました。
アイアンマンが出てきますが、アイアンマンのことは知らなくても大丈夫です。金持ちのヒーローおじさんくらいに思っておけばOK。
あらすじ
クモに噛まれてクモの能力を得た高校生、ピーター。彼はアベンジャーズに入りたくてアイアンマンのトニー・スタークにアピールする。だが彼の行動は空回りするばかりだった。暗躍する武器商人を追う彼は、商人たちのボスについて衝撃の事実を知る。
愚かだけど愛しい主人公
主人公が大分あほなので、見ていてハラハラし通しでした。自己顕示欲は強い、好きな女の子になかなか声をかけられないヘタレ、思い付きで行動して失敗する……などなど。
そんな愚かな彼なのですが、それでも主人公として好きになってしまいます。その理由は、彼のきちんとした倫理観にあります。
殺害をサジェストしてくる人工知能に抵抗し、人が死なないように奔走、最後には敵にすら手を差し伸べてのけます。
彼は押しつけがましくない形で、良心というものを持っている。だからこそ応援したくなりますし、最後に成長を遂げた姿を見ると感動を覚えます。
物理的な成功より成長を取る結末
何より最高だったのは、この作品の結末です。ピーターは物理的な成功よりも、自分自身の良心を履行することを選びます。それが本当にかっこよかったです。
悪人をぶちのめすことでも、アベンジャーズに加入することでもなく、あれを結末として選んだことで、この作品はジュブナイルとして完成されたと感じました。
今後どんな苦難や葛藤があっても、ピーターなら乗り越えていける。そう観客である私が思えるということは、普通に幸せになるよりハッピーエンドに思えます。
続編前提の作品でしょうし、最後に引きも入っているけれど、この作品一つでおすすめできる、素晴らしいエンディングだったと思います。
まとめ
事前情報まったく見ずに見てきましたが、すごく楽しめました。
続きが出たらそちらも見てみたいですね。

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