ブックワームのひとりごと

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ギャグ映画でありながら、凝った時間SF 『サマー・タイムマシン・ブルース』感想

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おすすめに載っていたので気になった映画です。

 

あらすじ

うだつの上がらない大学生たちが所属するSF研究会。彼らの前に謎の機械が現れる。それがタイムマシンだと知った彼らは、壊れたリモコンを取り戻しに過去へ向かった。しかし歴史が変わってしまうと大変なことになると気づき……。

 

深く考えずに見れる娯楽作

特にメッセージ性もなくお気楽に見れる娯楽作でした。

男性キャラクター陣が全員ばかで笑ってしまいます。スケールは壮大なのに、やってることはお祭り騒ぎという。

ばかすぎて若干イラッと来る部分もありましたが、若者だからこんなものかもなとも思います。どうしてこの世代の男たちはふざけまくっているのか……。

主人公格のキャラクターはイケメンだけれど、それ以外のキャラはそんなにかっこよくないのもリアリティがあります。「うだつが上がらない」と言う設定なのに、男前ばっかりだと違和感がありますからね。

フツメンが好きな私にとっては楽しい映画でした。

 

時間SFとして練られたプロット

と、そのようなばかっぽい映画でありながら、時間SFとしてはなかなか練られたストーリーでした。

最初は連続してよくわからないことが起こり、「これはどういう作品なんだろう」と思わせてから、タイムマシンが登場し、そこから次々に伏線の回収が行われます。その展開が上手くてぐいぐい話に引き込まれていきました。

それでいて、ギャグシーンと展開がきちんとかみ合ってどちらも違和感がありませんでした。

頭のいい人が書くコメディだと感じました。もともとは演劇だった脚本らしいので、原作の人がすごいんでしょうね。

わいわい楽しめてストーリーの面白さも堪能できる、エキサイティングな映画でした。

 

まとめ

気楽に見れる娯楽映画なので、友達や家族と見るのにいいと思います。

過度なエログロもないので、気軽に他の人におすすめできる映画でした。

サマータイムマシン・ブルース (竹書房文庫)

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