ぱらぱらめくって面白そうだったので借りてきました。
書籍概要
自分の中の怒りやもやもや、さらには褒めたいという感情。それをうまく言えなくて黙ってしまう、嫌味っぽく言ってしまう、怒って我を失ってしまう。上手に思いを伝えるにはどうすればいいのか。分類分けをしつつ考える本。
情報量は控えめだが、よくまとまっている
文字が大きくてイラストが多いので、情報量は少なめです。しかしその分、要点がよくまとまっていると感じました。
コミュニケーションがうまくいかないときの感情を「プンプン」「ウルウル」「チクリン」に分類し、それぞれの対処法を教えてくれます。それぞれの感情の状態が「あるある」と思えるので、アドバイスも実際に参考にしてみたくなります。
ちょっと子どもっぽい表現だけれど、普段本を読まない人にもわかりやすく読めるかなと思います。
コミュニケーションを取る前に、まず自分がなぜ怒りやもやもやを感じているのか、見つめなおすことが重要だなと感じました。
コミュニケーションは五分五分の責任
この本で心に残ったのは、コミュニケーションの責任は「自分が50パーセント、相手が50パーセント」という部分です。
「自分だけが悪い」となるとつらいし、「相手だけが悪い」となると一生何も伝わりません。自分でできるかぎりの心を尽くして、あとは相手に任せるしかないんですよね。
もちろんどうしようもなく分かり合えない人もいるだろうけれど、最初から心を閉ざしていると、素敵な人ともコミュニケーションが取れなくなります。上手に相手に自分の心の中を見せて、お互いを知っていくことが大事なのだなと感じました。
いかに嘘をつかずに、相手と優しいコミュニケーションをとるかという話なので、噓をつくのが苦手な発達障害の人にとっては参考になると思います。
まとめ
ボリュームそのものは多くはないですが、参考になる部分が多かったです。
人とうまく話せない人におすすめです。
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