ブックワームのひとりごと

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課題の多いアパレル業界で歩くには 岩崎剛幸『アパレル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

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図解入門業界研究 最新アパレル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版] (How-nual図解入門業界研究)

業界本を読むシリーズ

 

書籍概要

華やかなイメージのあるアパレル業界。しかしその現実は厳しい。繊維産業は海外に移転し、トレンドを自ら作ることも難しくなってきた。アパレル業界の現状とその課題を求職者向けに語る業界本。

 

あまり儲かってないみたい

この本を通して感じることは、アパレル業界はあまり儲かっていないということです。

衣食住の「衣」であり、華やかな業界のイメージとは裏腹に、厳しい現実があるのということがわかりました。

求職者が読むにはなかなか希望のない本だとは思います。しかしそれだけ課題が多い業界だということなのでしょう。

時代によってトレンドを牽引するものが変わっていく、というのも初めて聞きましたが、よく考えると当たり前のことでした。言葉にされないと気づかないことってありますよね。

あまり興味のない業界でしたが、その分知らないことが多くてためになりました。

 

アパレルのぐだぐだな部分

あと印象深かったのが、アパレル業界ののぐだぐだな部分ですね。

そのシステムが上手くいっていたときもあるんでしょうが、時代の変化に合わせて変えていくのが一番いいと思います。

作者の趣味なのか、アパレル業界のうまくいっていない部分にページが割かれていました。これはこれで面白いですが、せっかくだから明るい話題も少し聞いて見たかったです。これからアパレル業界を目指す人が読むのだから、あまり憂鬱にさせるのはかわいそうかな、と。

ともあれ話としては面白かったです。

 

まとめ

あまり興味のない業界でしたが、その分知らないことが多くてためになりました。

なかなか厳しい業界だけど、その分やりがいがあるといえばそうなのかもしれません。