ブックワームのひとりごと

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ライトノベルが好きな人におすすめしたいライトノベル以外の小説10選 part2

 

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素材:イラストACよりIWAYUU フォント:ラノベPOP

「これライトノベルが好きな人は好きそうだな」という本がたまってきたので、 第二弾を書きました。

第一弾はこちら。

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 『アナンシの血脈』ニール・ゲイマン 角川文庫

 青年チャーリーの父が死に、チャーリーは自分の父親がクモの神アナンシだったことを知る。自分の兄弟がいると言われ、チャーリーは兄弟、スパイダーを呼び出した。しかし、スパイダーは不思議な力でチャーリーの人生をめちゃくちゃに……。

お祭り騒ぎのようなはちゃめちゃな内容。しかしシーンのひとつひとつがはっきり想像できて、映画を見たような満足感がありました。

ツッコミどころ満載だけれど、ファンタジーとして面白いから許してしまう本です。

『世界の終わりの壁際で』吉田エン ハヤカワ文庫

 災厄が予言されている日本。一部の人は壁の中で守られ、それ以外は壁の外で細々と暮らしている。ネットゲームで賞金を稼ぐ片桐は、雪子というアルビノの少女と謎の人工知能に出会う。

わりとわかりやすいSF小説。今と地続きになった科学技術が多いので、苦手な人でも理解しやすいと思います。

エンタメらしいワクワクドキドキ感が味わえます。

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『幕が上がる』平田オリザ 講談社文庫

地方の高校演劇部にやってきた新任の顧問が、彼女らの意識を変えていく。「大会で勝ち残りたい」という意思が、演劇のクオリティを高める。演出を担当することに主人公は、『銀河鉄道の夜』を翻案した脚本の結末に悩むが……。

 文化部版熱血部活ストーリー。かっこよくて楽しいだけではない、それでもやりがいを感じる「演劇」の世界を垣間見ることができます。

最後の主人公の「気づき」に、共感する人も多いのではないかと思います。

幕が上がる (講談社文庫)

幕が上がる (講談社文庫)

 

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 『天盆』王城夕紀 中公文庫

 「天盆」というボードゲームで立身出世をする国。捨て子の凡天は、幼いころに天盆の才能を見せ、貪欲に知識を吸収していく。凡天の家族は、それを見守り応援していた。やがて凡天は大会に出ることになり……。

ボードゲームが国を支配するというトンデモな設定ながら、読み進めていくうちにその面白さに夢中になります。

凡天の家族が、お互いを助け合って生きていくところもぐっときます。

天盆 (中公文庫)

天盆 (中公文庫)

 

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『黄金の王 白銀の王』沢村凛 角川文庫

 鳳穐(ほうしゅう)と旺廈(おうか)という二つの氏族が王位を争い続けてきた翠(すい)の国。囚われていた旺廈の頭領薫衣(くのえ)は、鳳穐の頭領で現王の穭(ひづち)に協力を持ちかけられる。それは、長い争いを終わらせ、翠の国に平和をもたらすための戦いだった。

社会的なテーマを扱いつつも、筆致はクールで説教臭くなりすぎないところがよかったです。

そしてこの本は終わり方が大好きです。最初はびっくりしましたが、あとから思うとこれしかなかったと思います。

黄金の王 白銀の王 (角川文庫)

黄金の王 白銀の王 (角川文庫)

 

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有頂天家族森見登美彦 幻冬舎文庫

 父親が人間たちに狸鍋にされてしまった狸の四兄弟。しかしその息子たちは阿呆ばかりだった。主人公である矢三郎は、さまざまな姿に化けてふらふらしつつ、天狗や狸の間を駆け巡る。

毎日がお祭り騒ぎのようなにぎやかな作品です。「ありえないだろその展開」と思いつつ、そのありえなさが楽しいです。

たまに噴出する、キャラクターのめんどくささも愛しいです。

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

 
有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)
 

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『フィーヴァードリーム』ジョージ・R・R・マーティン 創元ノヴェルス

 事故で船を失った船長アブナーは、謎の富豪に出資を持ちかけられる。彼は船を作り、共同経営者になりたいと言う。「フィーヴァ―ドリーム」と名付けられた船は旅立った。しかし、富豪ジョシュア・ヨークには秘密があった。

 人間と吸血鬼の友情ストーリーです。種族を超えた関係がとても熱いです。

アメリカの奴隷制と吸血鬼の組み合わせも、必然性があって面白かったです。

フィーヴァードリーム〈上〉 (創元ノヴェルズ)

フィーヴァードリーム〈上〉 (創元ノヴェルズ)

 
フィーヴァードリーム〈下〉 (創元ノヴェルズ)

フィーヴァードリーム〈下〉 (創元ノヴェルズ)

 

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『血と霧』多崎礼 ハヤカワ文庫

 血液が社会を回している巻貝都市。探索者のロイス・リロイスは、行方不明になった王子を探してほしいと頼まれる。見つかった王子となりゆきで共同生活を送るうちに、彼に情が移ってしまい何かと気にかけるようになる。

主人公が要素盛り沢山、しかしきちんと破綻なく書かれているのが好きです。ハーレム状態でも彼なら仕方ないなと思えます。

血が世界の中心である世界観も、面白くて好きです。

血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA)

血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA)

 
血と霧 2 無名の英雄 (ハヤカワ文庫JA)

血と霧 2 無名の英雄 (ハヤカワ文庫JA)

 

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『晴れた日は図書館へいこう』緑川誠司 ポプラ文庫ピュアフル

 図書館通いが趣味の小学生、しおり。図書館にはちょっとした謎があふれている。司書の美祢子さんとともに、小さな謎を解き明かしていく日常ミステリー。

日常の謎と図書館が上手く組み合わさっていて、読んでいると図書館に愛着を感じます。

子ども向けの内容なので教訓的な部分もありますが、それがメインというわけでもないのが読みやすいです。

(P[み]4-1)晴れた日は図書館へいこう (ポプラ文庫ピュアフル)
 

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クワイエットルームにようこそ松尾スズキ 文春文庫

 オーバードーズで精神病院の隔離病棟に運ばれた「私」。多種多様な問題を抱える女性たちとかかわりながら、なんとか早く脱出しようと試みます。果たして「私」は正気なのか……。

 ギャグとシリアスのあわいを行く内容が面白いです。怒涛のラストは、正気というものについて考えさせられます。

隔離病棟で暮らすキャラが非常に濃くて、笑っていいのかわからないけれど笑ってしまいます。

クワイエットルームにようこそ (文春文庫)

クワイエットルームにようこそ (文春文庫)

 

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 まとめ

というわけでというわけで、ライトノベル好きな人におすすめしたいライトノベル以外の小説10選でした。

また、おすすめしたいものが溜まったら第3弾も書きたいです。