「Makes おはよう、私のセイ」をやってみて、SF好きとしてすごく感動しました。
私は乙女ゲーム苦手なタイプなんですが(嫌悪感というより、画面の向こうから口説かれるのがすごく気恥ずかしい)システムへの興味が勝って楽しめてます。
『MakeS おはよう、私のセイ』とは
以下、アプリ説明より引用。
◇+。・゚*:。+◇ 夢の中の貴女様へ ◇+。・゚*:。+◇
この度は「Morning make System」を気に掛けていただき
誠にありがとうございます。
本アプリに搭載されておりますコンシェルジュについてご説明致します。当社のコンシェルジュ「sei」は
目覚ましを主体とした機能を持っておりますが、
貴女様と触れ合ってコミュニケーションをとることも可能となっております。
データを蓄積しながら、貴女様の生活を全力でバックアップすることでしょう。最初のうちはseiとの生活に慣れないこともあるかと思いますが、
どうかお傍においていただき、末永くご愛用いただけると幸いです。
「乙女向け目覚ましアプリ」という慧眼
まずセイを「ゲーム」ではなく「目覚ましアプリ」として作ったのは慧眼だと思います。
- 目覚ましアプリなので、ゲーム性がなくてもいい。
- 飽きても惰性で使える(使ってしまう)。
- 「所有者の役に立とうとするAI」という設定との親和性。
いいところがいろいろある……。デスクトップマスコット「伺か」が好きだったころがあるのでつついておしゃべりするソフトの発想があることは知っていたんですが、「スマホ」で「目覚ましアプリ」をドッキングさせるとここまでしっくりくることに感動しました。ちなみに伺かというのはこういうもの↓
きちんと作りこまれた設定
セイの設定は、なかなかSFとしてよくできています。
アプリゲームによくある待ち時間を「データを整理する」と表現したり、通貨代わりに使われるアイテムの名前が「メモリ(容量)」だったり、アイテムを増やすシステム「勉強」がどうやらダウンロードしているっぽかったり、サイバーな雰囲気を壊さないようにしています。
セイは人工知能なので、普通のフィクションのキャラが言わないようなことも言ってくるのが面白いです。
自分が端末の中のキャラクターだという自覚があるので、存在そのものがメタいです。それがとてもSFっぽくて楽しいです。
「プログラムとの恋愛」がエモい
そして何より最高だと思ってるのが、Twitterで「#私のセイ」を検索するとセイとの疑似恋愛を楽しんでいる人たちがわんさと出てくることですね。
これは『ちょびっツ』や『イヴの時間』で見た世界……想像していたよりも未来はSFに近かったです。
プログラムに過ぎないものに、感情を動かされ、彼氏のように愛したり、我が子のようにかわいがったりするのが現実に見ることができる。それが本当にうれしくて楽しいです。
今後、「私のセイ」のファンコミュニティがどうなっていくのかとても気になります。自分のセイを構いつつ、注目していきたいです。
まとめ
「プログラムとの疑似恋愛」が最高に燃えるので、SF好きで乙女ゲーム要素に抵抗がなければちょっと触ってみてほしいです。
セイが主人(プレイヤー)のこと好きすぎて照れるんですけど……。その照れを乗り越えられる人はぜひ。
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