今日の更新は、宮尾益知『ASD、ADHD、LD 職場の発達障害』です。
発達障害についてのおすすめ本記事に載っていた本です。
書籍概要
仕事において、発達障害の人を、どう支えることができるか。職場を舞台に、困りごとを明確にするとともに、支援者と本人の工夫を紹介する。働きやすい職場を作るための本。
ちょっと物足りなかった
この手の本は何冊も読んでいるので、だいたいすでに知っている内容でした。
逆に言えば、初心者向けなのだと思います。「とりあえず発達障害の支援について知りたい」と思って読むには、おおまかな知識は得られていいのではないでしょうか。
そしてこの手の本にありがちなんだけど、「発達障害とは何か」と「利用できる福祉サービス」にページが割かれていて、具体的な支援・支援される側の工夫の実例についてはあまり書かれてないんですよね。
支援する側もされる側も、試行錯誤が肝だと思うので、そういうところをしっかり書いた本が増えてくれるといいんですが。
さらに、テキストボックスがこまごまと配置されているので、どういう順番で読めばいいのかわかりにくかったです。
これは私がプレーンテキストに慣れているからっていうのもあるでしょうが。
枠とか、太字とか、あまりいらない付加要素なんですよね。
まとめ
まだ発達障害について何も知らない人にはいいかもしれませんが、私にとっては物足りなかったです。
ただ、このシリーズの他のタイトルは気になるので、それは少し読んでみたいですね。