今日の更新は、『STEINS;GATE』です。
AmazonPrimeビデオで見ました。
あらすじ
岡部倫太郎率いる「未来ガジェット研究所」は偶然、過去にメールを送れる機械を開発する。実験を繰り返しながら過去に干渉するラボメンバーだったが、改変された過去はある重大な事件を引き起こして……。
趣味に合わないけど面白い
一言で言ってしまうと、「趣味の不一致」を感じる作品でした。
「自分ならこうする」という私の考えとはことごとくずれているんです。私は女の子はもっと物分かりが悪いほうが好きですし、エグいセクハラシーンは苦手です。私が紅莉栖の友達だったら、「付き合う人は選びなよ」とアドバイスすると思います。
じゃあつまらなかったかというとそうではなく、面白いんですよね。ちゃんと。
プロットがガチガチに組まれているので、私がこうあってほしいと思っている展開にすると、ストーリーが回らなくなってしまいます。だから、私がどうこの作品を批判しようが、今より面白くなることってないんだよな……。
とことん「not for me」でしたが、クオリティが高いことは理解できる作品でした。
原作はマルチエンディングなので、その辺は実際にプレイしてみると違った感想になるのかもしれないですね。
セクハラにドン引きしたので……やる可能性は低そうですが。
しかしプロットは本当にすごいです。前半にキャラクターの性格を丁寧に掘り下げ、後半で伏線をひとつひとつ回収していきます。そして時間SFの設定を生かした、ダイナミックな展開。パズルのピースをはめていくような伏線回収。
何気ない日常から、世界を救う戦いへと、風呂敷を広げて畳む手つきがあざやかでした。
考え方の違う私にも、「面白い」と思わせる力量は素晴らしいと思います。趣味に合わないなあと思いつつ、続きが気になって最後まで見てしまったので、作った人の術中にはまってます。
あのノリに耐えられる人なら面白く見られると思います。私はダメだったわけなんですが。
まとめ
私の趣味とは違った作品なんですが、それでも面白かったです。こういう描き方もできるのか、と参考になる作品でした。
「趣味に合わないけど面白いのはわかる作品」は評価の仕方に悩むんですよね。