最近はだいぶ自分で情報を選べるようになりましたが、自分が発達障害だと知ってすぐは変な情報にひっかかることも多かったです。
ということで今回は、発達障害者のための情報収集のコツについて書きました。
私の経験則に伴うアドバイスなので、自分の考えと違っても怒らないでください。
1.ネットの情報には注意しよう
今は検索窓に言葉を入れればなんでも情報が入ってくる時代です。
しかしインターネットは、極端な意見がバズったり、中身のない悪口が検索上位に浮上したり、あてにならない場合も多いです。
やっぱり発達障害に偏見を持っている人はまだまだ多いので、悪意を持って間違った情報を流す人もいます。
だから私はあまり発達障害についてインターネットを検索していません。
例外は発達障害についての本を探すときなんですが、これは後述します。
インターネットでは、信頼できるサイトを探してそのサイトを中心に読んでいます。
おすすめなのはこのふたつ。
株式会社Kaien キスド会
株式会社Kaienの発達障害者当事者会のコーナー。
あるある! と思いつつ、具体的な解決策や経験則が知れるのが便利です。
LITALICO発達ナビ
発達障害のポータルサイト。主に子どもの発達障害が主ですが、発達障害の大人向けの記事もあります。
2.発達障害者が正しいことを言っているとは限らない
Twitterを見てくれればわかりますが、私はほかの発達障害の人とほとんど交流していません。もちろんいるにはいるんですが、単純に発達障害だからという理由でフォローすることはないです。
その理由は、発達障害だからといって発達障害について正しい情報を言えるわけではないからです。
それが障害特性のうちだから仕方ないんですが、発達障害の人は思い込みが激しく、極端な言説に走ることも多いです。
Twitterをフォローするときは発言の内容を吟味して、信頼に足りると思ったときだけにしたほうがいいです。
そして自分自身も、極端なことを言わないように心がけましょう。
3.本はレビューの中身を読もう
発達障害の本が世の中に増えるにつれ、いいかげんな本も出てくるようになりました。
レビューの星の数だけ見ていても、サクラも多いのであてになりません。
そんなときはAmazonレビューの「中身」を見ましょう。
きちんと因果関係のはっきりした、ありきたりではない、熱意のある感想が複数ついている場合は、まともな本の場合が多いです。
4.支援者には実際に会いに行こう
ハローワークの人、カウンセラーの人、社会福祉士の人……発達障害を支援してくれる人はいろいろいます。
発達障害の人は、コミュニケーションに抵抗がある人が多いので、そういう人たちと会うことも苦手な場合もあります。
しかし、できるだけそういう人たちは現実世界で会いに行きましょう。
なぜかというと、ネットで言えることは限られているからです。
実際に会いに行ったほうが、おおっぴらに言えない就職情報や、制度の使い方をしっかり教えてもらえます。
「足を使う」こともときには必要です。
5.よくわからないな、と思ったら一旦保留する
たとえば誰かが「〇〇は××だ」と言ったとする。それについて少しでも「よくわからないな」と思ったら一旦考えを保留し、関係する情報を調べたうえで判断しましょう。
だいたいの人は思想家でもコメンテーターでもないので、ある意見に対して、すぐどう思うかを言わなくてもいいんです。
カウンセラーやハロワの人に何か勧められても、迷うところがあれば一旦持ち帰って考えてもいいんです。
いつも判断するのは「自分」であること、そのために情報収集することが重要です。
まとめ
以上、発達障害者のための情報収集のコツでした。
情報に迷ったら、参考にしてみてください。
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本
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