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主人公の思想がヤバいことが判明―枯野瑛『終末なにしてますか? もう一度だけ会えますか? 03』

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終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)

今日の更新は、枯野瑛『終末なにしてますか? もう一度だけ会えますか? #03』です。

 

あらすじ・書籍概要

尋常ではない魔力を起こしたラキシュがふたたび目覚めたとき、人格が変化していた。フェオドールは逃げ出したラキシュをかくまいつつ、自身の目的のため暗躍を始める。フェオドールのやりたいこととは何なのか……。

 

フェオドールの思想がヤバい

この巻はあまり動きがなかったというか、印象に残るシーンが少なかったですね。

戦いのシーンも、感傷的なシーンもなくて、続きへの伏線だけがあるという感じでしょうか。

 

意外だったのがフェオドールが思った以上にヤバい思想の持ち主だったところです。いや、内容的に納得はするのだけれど、「そこまで思い詰めていたとは思わなかった」というか。

おそらくフェオドールはみんなが何となく見ないふりをしていることを見ずにはいられない、そして考えずにはいられないタイプなんでしょうね。

現代人に生まれていたらテロリストだったかもしれません。この世界でもたいがいヤバいやつになってしまっているけれど。

露見してしまったからには周りも放っておかないだろうし、これからどうするんでしょう彼。

 

ラキシュもクトリのことを思い返すとろくなことにならないだろうし、フェオドールの心理状態が心配です。ヤバいやつだけれど心は優しいので。ヤバいやつだけれど。

 

まとめ

フェオドールのヤバい男っぷりが印象的な巻でした。でも話的にはあまり動いていないかな。

続きも入手しているのでまた読みます。

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)

 
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#01 (角川スニーカー文庫)

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