ブックワームのひとりごと

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かわいい海軍兄ちゃんとひねくれおっさんがバディを組んで眠り病と戦う―田中相『LIMBO THE KING』総評

 

LIMBO THE KING(1) (KCx)

『LIMBO THE KING』完結おめでとう!

というわけで今日の更新は、田中相『LIMBO THE KING』総評です。

 

あらすじ・書籍概要

28歳の海軍兵アダムは、「眠り病」に関するミッションを与えられる。それは、ダイバーのルネと組んで眠り病患者の夢の中に潜ること。眠り病の秘密を調べていく過程で、ふたりは眠り病を巡る陰謀に巻き込まれていく。

 

アダムがかわいくてシリアスの中の救いだった

この話はとにかくアダムがかわいいんですよね。

いや、でっかい筋肉の兄ちゃんを「かわいい」と言うのは語弊があるんですが、表情豊かでユーモアがあり、優しくてかっこいい……という気持ちを総合すると「かわいい」になってしまいます。オタクすぐかわいいって言うから……。

そんなアダムをうっとうしく思いながらだんだん心を開いてしまうルネもツンデレかって感じで愛しくなってしまいますね。

 

そういう愉快なバディの掛け合いとは裏腹に、展開はシリアスなものです。えたいのしれない「眠り病」に立ち向かい、謎に翻弄されるふたり。いつも手に汗握る展開で、続きが気になってしかたありませんでした。

それだけにアダムの明るさには救われます。この作品の主人公がアダムでよかった!

 

さらに絵柄がね、めちゃくちゃ好きなんですよね。アナログで描かれたざらっとした線、幼女もおっさんも描き分ける人物の良さ、コマ内のアングルの多彩さ。これが大好きだからいくつも作品を読んでしまいます。

 

一方で、黒幕の正体にはちょっと唐突感がありましたね。もう少し伏線を仕込んでくれたら納得したかもしれませんが……。

素性がよくわからないままのキャラクターがいるのも気になります。本題ではないので問題がないと言えばないんですが、好きなキャラクターだったので設定があるなら知りたいですね。

 

電子版で最終巻を買ったらおまけ漫画がついてきてうれしかったです。こういうの初めてなんですがラッキーな気持ちになりますね。

ルネの冷蔵庫を覗くアダムが見たい人は電子版を買おう!

 

まとめ

 ちょっと消化不良だなと思うところはあれど、基本的にはきれいにエンドマークをつけてもらったと思います。それがうれしいですね。

次回作も楽しみにしています。

LIMBO THE KING(1) (KCx)

LIMBO THE KING(1) (KCx)

 

 

田中相作品の感想記事はこちら。

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