ブックワームのひとりごと

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ラノベ作家、イラストレーターを失いかける―壱月龍一『ラ・のべつまくなし2 ブンガクくんと腐たご星』

 

ラ・のべつまくなし2 ブンガクくんと腐たご星 (ガガガ文庫)

今日の更新は、壱月龍一『ラ・のべつまくなし2 ブンガクくんと腐たご星』です。

 

前巻の感想はこちら。

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

あらすじ・概要

明日葉と付き合い始めた学。しかし、『かみたまっ』の双子イラストレーター、双星(にぼし)にそのことがバレてしまう。双星の片割れ海は、プロなのにファンと付き合っている学に激怒。『かみたまっ』の仕事を降りると言い出す。

 

ファンと付き合うことをめぐるドタバタコメディ

双子イラストレーター双星が中心となることによって、明日葉のヤバい腐女子っぷりが相対的に減りました。その点はストレスが減ってよかったです。

キャラクターが多いのにちゃんとストーリーがわかりやすかったです。キャラが全員きちんと自分の役割を果たしていて読みやすいです。

 

明日葉と学の仲に反対する海と、海の真意を察して海と学を仲直りさせようとする陸。そして、イラストレーターを失う危機にさらされた学。この三者が入り乱れるドタバタコメディっぷりが楽しかったです。

その中でも学の真面目っぷりが失われないのが面白かったです。明日葉との仲をなんとか理解してもらおうと奔走し、実際に努力もしているので読者の私もほだされてしまいます。確かに海の言う通り、ファンと付き合うやつはどうかと思うんですが……。

 

最終的にきれいに収まりましたが、「プロ意識」から始まったので、プロ意識で締めてもよかったのかなと思います。結局個人的な感情のもつれだったんだよ、というオチなので。

でも物を書く人間の業みたいなあの人の行く末も、思い返してみると嫌いじゃないですね。

 

『ラ・のべつまくなし2』まとめ

ドタバタコメディがにぎやかで楽しかったです。最終巻も楽しみ。

 キャラクターも生き生きして読んでいて飽きなかったです。

 

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