今日の更新は、荻原規子『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』
あらすじ・概要
鳳城学園一年生がスケート合宿に行くことになる。そこでは、真響の一族の思惑があるようで……? 真響は「自分こそ真響にふさわしい」と語るいとこと再会する。表題作ほか、深行視点の作品を含む短編集。
きみら早くはっきり話をしてくれ
いや、きみらはっきりちゃんと話をしよう?
深行と真響、秘密主義のふたりが主人公なせいで、物事をはっきり言わずにぐだぐだ引き延ばされるシーンが多くてつらかったです。そりゃあキャラクターの設定としてはおかしくはないんだけれど、もうちょっとテンポが上げられなかったのか……。
表題作「氷の靴 ガラスの靴」では真響が泉水子と深行の間に何かあったのではと疑い、秘密で探りを入れようとする展開があります。それがP61からP98ページまで続くんです。そこまで続けられたら「はっきり話せ!」と思う私の気持ちもわかってもらえるんじゃないかと思います。
著者自身に筆力があるのでそれでも読めるんですけれども、読者を引っ張っていく力、ページをめくらせる力というのがこの巻では少なかったです。
読み終わっても達成感がない作品でした。
『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』まとめ
とにかくだらだらした展開が多くてつらかったです。作者の作風が好きだから読めてしまうんですが、そうではなかったらもっとぼろくそ言ってたかも。
もっと読者を引っ張っていってほしいですね。


