今日の更新は、高田高史『図書館で調べる』です。
あらすじ・概要
インターネットが発達し、何でも検索できる時代。でもちょっと待って、その情報、図書館で探してみませんか? 図書館司書である著者が、図書館の本の分類方法から、蔵書検索のコツ、関連書籍の探し方などを解説。図書館の歩き方を教えてくれる一冊。
自分の足を使うことの重要さ
私は元から図書館のヘビーユーザーなので、知っている情報が多かったです。それでも簡潔にまとまっているので、これから図書館を使いたい人たちにはいいかもしれません。
図書の分類方法は何となくは知っていたんですが、改めて詳しく確認できてよかったです。大きなカテゴリから小さなカテゴリへ、枝葉のように分かれていて面白いですね。
一方で分類が古いままの場所もあり、それが探しにくさの原因になっていることがわかりました。私も発達障害について調べるとき、教育分野や心理学、医学に本が散らばっていて苦労しましたしね。
それから著者が主張しているのは足を使うことの重要さです。図書館の棚の間を実際に歩いて、タイトルを見ながら目当ての情報に関連する書籍を探します。
私はパソコンの予約で本を借りているけれど、確かに図書館をうろついてぱらぱら本をめくって、という行為でしか見つからない面白い本もあるんですよね。
たまにはちゃんと図書館を歩かないとなあ、と反省しました。
『図書館で調べる』まとめ
知っている部分が多かったけれど、図書館初心者向けとしてはよくまとまっている本だと思います。
これから図書館を使ってみたい人にはおすすめです。