ちょくちょく話していることですが、私は大阪の某企業にて、障害者枠で働いています。今回はそこで困ったことが起こっているので、文章としてシェアします。
最近会社が体調不良があるとすぐ帰らせようとしてくる
ここ一ヶ月で2回も有休をとりました。原因はコロナウイルスです。
1回目は咳が出たから。これはおそらくアレルギー症状です。
2回目は夜に微熱を出したから。すぐに下がったのでこれは月経前症候群だと思われます。
それなのに「コロナかもしれないから」と会社を休む羽目になってしまいました。
喜んで会社に行っているわけではないんですけれど、休む羽目になったらなったで困ります。この有休は映画を公開日一発目の上映で見たり、小説をひねもす書きつづったりするために使えたかもしれないのに。
どちらも出勤当日の体は元気だったので、悔しいものがあります。
私以外にも、咳があるからずっと出てこれない子、せっかく来たのに帰された子、いろいろいます。
すぐ帰されると困る理由
精神障害者にとって体調不良は日常茶飯事です。気圧の変化でだるくなり、気温差で憂鬱になり、ちょっとしたストレスで吐き気や下痢、発熱を起こします。
そのたびにいちいち休んでいては、有休があっという間になくなり、結果的に給料が減ることになりかねません。
私は実家に頼れるからまだいいんですが、実際に生活が苦しい人もいます。
お金の問題だけではありません。ストレスが原因の体調不良を起こしたことがある人ならわかると思いますが、ストレス性の病気というものは家でじっとしていて治るとは限りません。むしろ外に出て別のことに集中した方が楽なことも多いです。
体調不良でずっと家にいるけどストレスが軽減されないからそのまま治らない……という展開もままあり得る。
精神疾患の治療のひとつが、規則正しい生活を送ること。それに「仕事に行く」という行為が含まれているんですよね。
体調のことを黙っているのもなんだかな
じゃあ体調が悪くても黙っていればいいじゃないか、と思うかもしれません。
しかし体調のことをオープンに相談できるから障害者雇用枠で働いているわけであって、それがなければクローズドで働いているのと変わらないですよね。
しんどい! 疲れた! と言いながら、「働けるくらいのしんどさはどのくらいか」を大っぴらに探っていけるのは障害者雇用の強みです。
それに体調不良のことを相談できなくなったら、本当に感染症だったとき大変困ります。
協力はするから交渉をさせてくれ
私だってコロナウイルスの感染予防に協力したくないわけではありません。
ただ、交渉はさせてほしいんですよね。明確に「これ感染症じゃないな」という場合は出勤させてほしいです。そのために診断書でも何でも取りますので。
たぶんこれは精神疾患を持つ人間だけではなくて、持病を持ちながら働く人たちには関係のある話だと思います。
障害者雇用を行っている皆さん、何卒よろしくお願いいたします。