今回は、和装の羽織を買って着てみたときの記録をしたためました。羽織を買ってみるまでの経緯、着て街中を歩いてみた感想について話しております。
羽織を買ってみたい人の参考になれば幸いです。
着物が着てみたい→ハードル高い→羽織買ってみるか
人に話したことはなかったんですが、私はずっと前から普段着に着物を着てみたかったんですよ。
ネットでいろいろ調べてみたけれど、着付けのこととか管理のこととかどうにもハードルが高かったのです。そういうとき、はたと気づきました。
「羽織だけ買っちゃえばいいんじゃね?」
世の中には洋服に和服の羽織だけをかぶる羽織コーデというものがあります。Instagramで「#羽織コーデ」と検索するといろいろ出てきます。
よ~しそれなら早速羽織を買ってみます!
メルカリで羽織を探す
早速メルカリで羽織を検索。
近くにリサイクルきものの店もあるにはあるのだけれど、ちょっと入りにくい雰囲気です。やはりメルカリが手軽。
羽織は安いもので800円くらいから売っています。お安い。リサイクル業者や自分で着物を着ている人のほか、家族の着物を代わりに処分している若い人も多いみたいです
赤い着物を着るのが憧れだったので検索ワードに「赤」を入れました。ちなみに二次元の推しのテーマカラーである紫や紺も入れてみたけれどこちらは案外ないんですね。人気の色があるのでしょうか。
サイズは「着物 Sサイズ」でググって調べました。
サイズについて|着物屋くるり 公式通販サイト - スタイリッシュな着物と帯のセレクトショップ
このページを参考にしたところ、ちょうどの丈のものが買えました。
羽織が届いた!
数日後、羽織が届きました。
メルカリの注意書き通り袖の内側にしみがありますが、着ている状態なら基本見えません。
おお、ここまでの良品が届くとは思いませんでした。(材質が使いにくいとかサイズが小さいからとかあるのでしょうか。)
よく見ると何か糸がついている……しつけ糸と言って、着物が型崩れしないように縫う糸だそうです。外していいものと外してはいけないものがあるらしい。
ネットでググりながら外してよさそうな糸を切ります。
出掛けてみる
さて、しつけ糸も取ったことだし、羽織で出掛けてみることにしました。
コロナウイルスまっさかりですし、近所でお昼ごはんを食べるだけにしました。
早速かばんを……と思いましたがここでつまづきました。
肩にひっかけるタイプのショルダーバックは袖がひっかかるので持ちにくいことがわかりました。ということは、一番持ちやすいのは手提げかばんかな。あとクラッチバック?
でも手提げかばんを持っていないので、ショルダーで済ませてしまうことに。持ち手の輪の中にぐいぐい袖を突っ込みます。
中華料理屋につきました。頼んだのはチャーハンとぎょうざ。なぜ羽織で中華なのかというとその日に食べたかったから……。
チャーハンを選んだのは、袖が長いので汁物を食べるのは怖かったからです。これが功を奏して、汚さずに食べることに成功しました。やったね。
世の中の「セックスアピール」はあまりにも西洋的なのではないか
着てみると、羽織、すっごく楽です! 羽織って胴体のラインが全然出ないんですよね。だからすごく気楽。
別に洋服が嫌いなわけではないんですが、案外、ウエストや腰のラインが出ることにストレスを感じていたのかもしれません。
でも着物がユニセックスかというとそうでもない、柄や仕立てに違いがありますから。そういう西洋的な「服装の性」とは違うところがよかったです。
思えば世の中の「セックスアピール」ってすごく西洋的なのかもしれません。
個人的には「女らしさ」「男らしさ」は完全になくならなくてもいい・あえてそれを演じたい人が困るから、と思っています。でも演じられる選択肢は多い方がいいよね!
「らしさ」の多様性のために、和装をはじめとする民族衣装はありなのではないでしょうか。
というわけで羽織を買ってみたレポートでした。
羽織コーデをやってみたい方の参考になれば幸いです。