ブックワームのひとりごと

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これはアメリカ人の自己愛映画だよ!―『星の王子ニューヨークへ行く』

星の王子ニューヨークへ行く (字幕版)

今日の更新は、『星の王子ニューヨークへ行く』です。録画したまま放置していたもの。

 

あらすじ・概要

アフリカの一国、ザムンダの王子アキームは、親から与えられた何でも言うことを聞く伴侶を拒み、自分で花嫁を探すことにする。彼が向かったのはニューヨークのクイーンズ。そこでハンバーガー屋の娘リサに出会い、王子であることを隠して交流を深めるが……。

 

こんな人におすすめ

  • 異文化理解に興味がある人
  • 昔のアメリカ映画に興味がある人
  • 作品を反面教師にできる人

 

アメリカ万歳な設定と展開にドン引き

面白いとか面白くない以前に「アメリカ人の自己愛映画じゃないか……」という印象ばかりが目に付いてしまいました。

まず「アフリカが未開で、遅れていて、だからこそ先進的な知性を持つアキームはアメリカの女に惹かれるのだ」という前提からしてアメリカ万歳な設定なんですよね。

アメリカの価値観を肯定するために、アキームというよそ者を連れてきている感じがすごく強いんです。

テレビでやっている、外国人に日本を褒めさせるテレビと何にも変わりません。正直悪趣味ですね。

ラブストーリーとしてはよくできていると思いますが、外国や異文化に対する認識があまりにもご都合主義で、今の時代にはふさわしくない映画だと思います。昔に作られたことを考慮したって学ぶところが少ないですよ。

 

「下ネタ注意」という注意書きを見て、どんなものかなと警戒していたんですが、これは大したことなかったです。アキームがヤリたい気持ちがあれ基本的に紳士的に行動するので不快感はありませんでした。

むしろ下ネタうんぬんより、この作品の根底にあるアメリカ中心主義のほうがヤバいと思います。

反面教師にするにはいいかも。

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