ブックワームのひとりごと

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アイドルもの舞台でSF展開―『アンプラネット』

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今日の更新は、『アンプラネット』です。

 

あらすじ・概要

アイドルの学校、OSJ学園の選抜メンバーである「アンプラネット」の四人は「CHaCK-UP」の冥王星人ポミィこと美波日音(みなみ・かのん)をアンプラネットに加入させることを強く望む。しかし韓国人留学生が持ち込んだオーパーツが、四人と日音に波乱をもたらすことに。

 

これだけ見るのはおすすめしないが話は面白い

まさかここまでSF要素が追加されるとは。CHaCK-UPとは毛色ががらっと変わった舞台でした。

CHaCK-UPの話や設定を知っていないとわかりにくいところがあるし、連続シリーズの第一話という感じなので、これだけ見ることはおすすめしません。

 

これだけで完結しないところを置いておけば、話は面白かったです。サクサク展開するストーリーは変わらず。金星人ヴィーの伏線がちゃんと回収されたところはよかったです。不思議ちゃんが急に頼もしく感じる不思議。

不穏さがごりごり演出されているけれど、「まあこのシリーズなら丸く収まるでしょ!」という信頼があるのでそんなに暗くはなりませんでした。

 

あと本題とは関係がないんですけれど、ライブパートのウィッグがみんな同じ色のため、見分けがつきません。私、顔覚えるの苦手なタイプだからな……。

 

◎ここからネタバレ◎

 

ついに本物の宇宙人アイドルが爆誕してしまいました。いや、ヴィーは多分本物なんですが。

地球人が宇宙人を演じるCHaCK-UPのカウンターとして宇宙人が地球人を演じるアンプラネットを出してくるところ、すごいですね。どれだけ複雑な「演技」の重なりを作るつもりなんでしょうか?

舞台コンテンツだからこそできる演技の入れ子構造で、こだわりように驚きますね。

宇宙人としての記憶を失ったポミィを中心に回っているアンプラネットは少し危ういですが、そこも魅力的でした。

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