ブックワームのひとりごと

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著者のスタンスがよくわからなかった―徳田雄洋『デジタル社会はなぜ生きにくいか』

デジタル社会はなぜ生きにくいか (岩波新書)

 

あらすじ・概要

急速に発達していく情報化社会。しかしながら、それは本当に生きやすい社会なのだろうか。インターネット社会で起こるトラブルや悩みを紹介しつつ、テクノロジーや情報との向き合い方を考える本。

 

答えがないのでつまらない

私はパソコンやインターネットが大好きなので、インターネット社会で生きづらさを感じている人の話を読んでみたい、と思って手に取りました。しかしながら、読んでいて著者がどういう姿勢でこの本を書いたのかいまいちわかりませんでした。

おそらくインターネットが苦手な高齢者に向けて書かれた本だとは思うんですが、それにしては高齢者に向けての情報が少ないです。ただ情報化社会についてのトラブルに対して事実が書いてあるだけ。

これを読んだところで具体的にどうすればいいのか、わからないんですよね。最後の方にデジタル社会での心構えが書いてありますが、それもちょびっとです。

 

私は職場でパソコンを使った仕事をしていますが、どうしてもパソコンを使うのが下手な人というのは存在します。そういう人にも仕事や居場所が必要なのはわかります。

だけどそういう人に対して、どういう場所で生きていけばいいのか、著者は答えを提示していません。だからよくわからない本なんです。

 

読み物としても「わかった」という快感がなくてつまらなかったです。

デジタル社会はなぜ生きにくいか (岩波新書)

デジタル社会はなぜ生きにくいか (岩波新書)

  • 作者:徳田 雄洋
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: 新書
 
コンパイラの基礎 (Information Science & Engineering)

コンパイラの基礎 (Information Science & Engineering)

  • 作者:徳田 雄洋
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 単行本