あらすじ・概要
中学校教師、鈴木の勤める学校で生徒会選挙が行われようとしていた。出馬する生徒たちも決まり、各々準備していたところ、突然ひとりの生徒が出馬を表明する。今まで生徒会に興味を示さなかった彼は、どのような思惑で生徒会選挙の演説に挑むのか……。
女性の扱いが雑すぎてつらい
うーん、女性から見てかっこいいとかかわいいとか共感できるとかそういうことを思えるキャラクターが一切出てこなかったのでつらかったです。
出てくる女性キャラクターは三種類で、偶像的なヒロイン、わかりやすい「嫌な女」、あとはいてもいなくても話が展開する女の子たち。
いろいろな女性を描いた上でたまにこういうキャラクターがいるならいいんですが、これしか出ないと興ざめです。
この作品のテーマは『「いい子」を育てる教育で本当にいいのか。大人にとって都合の悪い生徒を育ててもいいんじゃないか』ということなんでしょうが、この「大人に反逆する人間」が全員男なんですね。生徒会選挙で異議を唱えるのも、喫煙所を撤去されたことから事件を起こすのも、既存の教育に疑問を持っている主人公も、全員男。
ここまで男なら舞台が男子校の方がまだ納得がいきました。
しかもオープニングの演出が青春群像劇っぽい感じだったので、がっかり感が増しました。男の話なら最初から男の話として演出してくれよ!
脚本がそうなのか原作がそうなのかわかりませんが、とにかく女の書き方が雑だと萎えますね。
ところであらすじ欄を書くときAmazonのDVDの商品説明を参考にするんですけど、このDVDの商品説明、キャストのことばかり書かれていて映画のあらすじがまったくわからないんですが……。そういうところだよ。