あらすじ・概要
言いたいことが言えない、または高圧的に話してしまう。コミュニケーションに悩みを抱える人のために、図を提示しながら「アサーション」の考え方を教える。「相手も自分もOK」なコミュニケーションを取るにはどうすればいいのだろうか。
初歩的な内容だったのでおさらいとして読んだ
アサーションとしては初歩的な内容で、知っていることが多かったです。ただ、図がたくさんあるのでわかりやすくはありました。長い文章を読むのが苦手な人にはいいかもしれません。
基礎のおさらいとして読んでいましたが、印象的な言葉がありました。
あなたが他者を変えることはできないのです。ただし、変わってほしいことをお願いしてみることはできます。その気になれば、相手が変わることもあるのです。しかし、それは相手が自分の意思で変わったことであって、あなたが相手を変えたことにはならないのです。(P80)
「他者を変えられない」というのはわりと言われるけれど、「たとえあなたの働きかけで他者が変わったように見えても、それはあなたの手柄ではない」ということにはっとさせられました。
確かに「自分が相手を変えた」と思うと驕ってしまうし、もっと自分の都合のいいように変わってほしいと願ってしまうかもしれません。
あくまで「相手の意思で変わった」ということを忘れないようにしたいです。
本の後ろの方には私の苦手な非言語コミュニケーションについて載っていました。この辺の情報をもっと詳しく書いてもらえたらいろいろ役に立つのですが。
非言語的コミュニケーションのことは他の本を当たるしかなさそうですね。