ブックワームのひとりごと

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わからないところが多かったが情報量は多かった―田村正之『“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資』

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“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資 (日本経済新聞出版)

 

あらすじ・概要

将来的に社会保障の予算が足りなくなることが予測されており、政府は節税効果によって個人の投資活動を支援している。その一部であるイデコやNISAについて、儲かる可能性とリスクを比較しながらも解説していく。自分の資産を守り、増やしていくためにはどのような知識が必要なのか。

 

数字がわからないが情報量は多い

数字に弱いものだからよくわからないところも多かったですね。もうちょっと図の多い本を選べばよかったかもしれません。

 

私個人がわからなかっただけで内容は充実していて、タイトル通りのイデコやつみたてNISAはもちろん、一般NISA、企業型確定拠出年金についても書かれています。これ一冊でかなり網羅しているのではないでしょうか。

 

筆者の意見としては「投資はすべき」というのが一貫しているんですが、同時に投資のリスクについてもしっかり説明しているところが誠実でよかったです。やっぱり投資は負けるときは負けますし、場合によってはあまり節税効果がないこともあります。そういう場合についてきちんと書かれているところに好感を持ちました。

 

投資信託の、インデックス型とアクティブ型の違いについても知らなかったので参考になりました。私が選ぶとしたらインデックス型ですね。大勝ちもしないけどコストが低い投資方法のようです。

あとは証券会社も選ばないといけないんですが、すでにアカウント持ってる楽天に20年預けられるかっていうと気が進まないですね(信頼のない楽天)。そこそこ歴史のあるところでいいところ探したいです。

 

全体的にわからないところが多かったのでもう1、2冊似たようなテーマの本が読みたいです。

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