ブックワームのひとりごと

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面白さ半分文句半分―『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(アニメ版)

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あらすじ・概要

魔法少女の環いろはは、ある日突然妹の「うい」のことを思い出す。しかしういがいた痕跡は、どこにもなかった。ういの行方を探すため、いろはは手がかりのある神浜市に向かう。神浜市は「魔法少女はそこに行けば救われる」と噂が流れている場所だった。いろはは、ういを探すために神浜市に流れている噂を探る。

 

面白かったけどもう少しなんとかならんかったのか

うーん。良いと思うところと悪いと思うところが半分半分という感じです。最後まで見られたので、一応つまらなくはなかったんですが……。

 

まずはいいところから。

魔法少女が噂を調べて解決する、という設定は伝奇探偵ものっぽさがあって楽しかったです。作品の根底にある不穏な雰囲気と、噂の得体の知れなさが相まってすごくおどろおどろしかったです。

劇団イヌカレーの魔女描写もやはりいいですね。二次元のかわいい魔法少女の傍に突然現れるシュルレアリスムみたいなコラージュアニメ。サブカル感ましましで盛り上がります。

 

ストーリーのテンポもよく、中だるみすることなく見られました。文句を言いつつ見てしまったのはこのテンポのよさのおかげだと思います。

 

 次に悪かったところ。

出てくるキャラクターが多くてよくわからなかったです。ひととなりがわからないまま二期へ続くとなった魔法少女も多いです。それゆえにキャラクターに愛着が持てずに終わってしまいました。

 

あと、本編からのゲストキャラである巴マミの扱いが悪かったのがつらかったです。本編でもあまり待遇のいいキャラとは言いがたいんですが、マギレコではラスボスのすごさ、ドッペル能力の怖さを表現して退場してしまいました。流石にこの扱いはちょっと……。

悲劇的な結末ならそれはそれでいいんですけど、他のキャラクターをよく見せるためにやられるのは悲しいです。

 

悪かったところは「二期を前提にしたアニメ」であること、「スマホのキャラクター主体のゲーム」であることが主な原因だと思いますが、それにしたってもうちょっと何とかならんかったのかという気持ちになりました。