KingsoftWriterで文章同人誌を作っています。バージョンは2013。今はOficceソフトをまとめてWPSと呼ばれているみたいです。
これらはMicrosoftOficceの互換ソフトであり、Oficceのデータを開いたり編集したりできます。
進んでこのソフトで作っているというより成り行きの部分が多いんですが、このソフトで同人誌を作っているメリットとデメリットについて書こうと思います。
メリット
中古のパソコンを買うとついてくることがある
基本文章書きなので最新のスペックが必要ないのと、新品でスペックの低いものを買うより中古でスペックそこそこのものが欲しいので、パソコンは中古で買うことが多いです。
そして、中古のパソコンにはこのソフトを含むKingsoftOficceのシリアルコードをおまけでつけてくれる販売店があります。
指定のサイトでシリアルコードを入力してダウンロードするだけなので、導入のハードルが低いです。のでつい使ってしまいます。
機動が早い
KingsoftWriterはサクッと起動してくれるのですぐ執筆に移りやすいです。Wordはちょっと機動に間があります。
思いついたときにすぐ書けるのはありがたいです。
余計な機能がない
Wordが新しくなる度に増えるよくわからない機能。KingsoftWriterにはそういう機能がありません。
ただし、余計な機能がないということは同人誌を作るには足りない機能があるということでもあります。これについてはデメリットの部分で後述します。
安い
WPSはソフトが２つ入って3955円！ 安い！ お金のない人に優しい！
Wordのデータを開いてもたまにしか崩れない
自分で文字を組むことが難しいときは、配布してあるテンプレートを使うことが多いんですが、このテンプレートを開いてもだいたい崩れません。
もちろん複雑な機能を使ったテンプレートだと崩れることもありますが、同人誌のテンプレートでは崩れた経験がありません。
ただ、むしろKingsoftWriterで作る→Wordで開くほうが崩れる率は高い気がする……気がするだけかもしれませんが。
Wordが扱えれば説明を読まなくてもそこそこ使える
互換ソフトなだけあって、KingsoftWriterはWordさえ扱えれば説明書や講座を読まなくても使えます。
「仕事でWordは使うけど家で買う余裕はないわー」という人にはおすすめです。
ただ完全にWordと一致しているわけではなく、一部操作の違う場所はあります。そんなときはインターネットを検索して使い方を調べます。
デメリット
これは人によっては致命的なのですが、KingsoftWriterは同人誌を作る上で使えない機能が大変多い。
縦中横が使えない
個人的に一番大きいのは縦中横が使えないことですね。全角で入れるのも変だし漢数字に直すしかないという……。あまり数字を使わない作風ならまだましかもしれません。
タブが使いにくい
もくじを作るときに便利なタブ機能。KingsoftWriterだとどうにも使いにくいです。
イラレで作った方が早いのでそうしています。
縦書きで一画面に２ページ表示すると順番がおかしくなる
一画面に２ページ表示するとき、横書きのときは左→右でいいんですけど縦書きのときも左→右で順番が混乱します。
調べたけれど画面上で右→左の順にする方法はないっぽいです。
まとめ・総評
使えない機能が多いので熱烈におすすめするというわけではありません。しかし「Wordや一太郎は高い」という声を聞くたびに、「いや他の選択肢もあるよ」と言いたかったのです。
フリーソフトでは限界がある、しかし〇万使うのは抵抗がある、そんな人にはありな選択肢ではないでしょうか。
余談ですけれど、同人誌を書かなくても、Oficceの互換ソフトはあって困るものではないです。自治体の申請書をダウンロードしてパソコンで編集して出せますからね！ 手書きよりパソコン使った方が早い書類は多いんです。そういう意味でもおすすめです。
