ブックワームのひとりごと

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告白しそびれた女性が年下男子に説明しようともだもだ―望公太『娘じゃなくて私が好きなの!?4』

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娘じゃなくて私が好きなの!?(4) (電撃文庫)

 

あらすじ・概要

晴れて両想いになった綾子と巧。しかし、綾子がきちんと愛を告げることをしなかったため、事態はややこしいことに。改めて好きだと口にしようとした綾子だったが、照れやハプニングでうまくいかない。そんな中、綾子は上司の狼森に仕事で東京に行かないかと誘われ……。

 

箸休め的な回なのにちゃんと面白い

購入したはいいもののあらすじが引き伸ばしっぽい感じだったので、しばらく積んでいました。改めて読んでみると、めちゃくちゃ面白いですねこれ。

いや、第一部が終わった後のロスタイムみたいな内容なんですが、面白いってすごいですね。それというのも、巧と綾子の人格あってのことでしょう。

 

綾子は恋愛には不慣れで、何度も巧の前で醜態をさらしてしまい、ラブコメ的なポンコツ展開を繰り返しています。その一方で、ラノベの編集者としての仕事はきちんとやるんですよね。

編集の仕事を愛しているのははっきりわかるし、仕事に恋愛を持ち込んだりしない。巧と両想いになっても色ボケたりはせず、東京へ行くことも「やりたい」とはっきり自分から意思表示します。

そういうしっかりしたところがあるから、どんなにポンコツな面をさらしても綾子は「ちゃんとした大人」として認識できるんですよね。巧も、そういうところに惚れたのだと思いますし。

 

仕事が好きな綾子を応援しようとする巧もマジでいいやつだと思いますし、ラストの展開に笑いました。行動力!

脇役も本当にいい人ばかりでほっこりします。癒し。

シリーズの箸休め的な回でしたが、それでも楽しく読めるのがすごいです。