ブックワームのひとりごと

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実況者の、楽じゃないゲーム中心の生活を妻の視点から語る―トラちん・ガッチマン『パパはゲーム実況者~ガッチマンの愉快で平穏な日々~』

パパはゲーム実況者 ガッチマンの愉快で平穏な日々 (コミックエッセイ)

 

あらすじ・概要

ある日、夫がゲーム実況を仕事にしたいと言い出したら……。著者、トラちんの夫はゲーム実況者のガッチマン。ゲームし放題で楽しい仕事かと思いきや、期限までのクリアのために徹夜、高難易度ゲームを何度もやり直し、決して楽ではない仕事風景が明かされる。著者はそんな夫を見守る。

 

華やかで面倒くさいゲーム実況の世界

実を言うと、私はゲーム実況というものがあまり好きではないです。何か思想があるというより感覚的に好きになれない。

しかしこの作品を読んでいると、「ゲーム実況の人も結構苦労しているんだな」ということがわかります。寝ても覚めてもひたすらゲームをし続ける生活。メーカーとのコラボのためにひたすらプレイを練習して、イベントがあれば司会もやって、守秘義務のために今やっている仕事について話せないこともしばしば。

ありきたりな言葉ですが、「どんな仕事も楽ではない」ことが身に染みて感じられます。好きなことで生きていくためには、好きじゃないこともやる必要があるんですよね……。

「メーカーはなぜ実況者とコラボするのか」という点にも触れられていて、そもそもゲーム実況って何? という人にもわかりやすいと思います。

 

「ゲーム実況」という仕事について語られることが多くないだけに、内容が新鮮で面白かったです。初めて見た。こんなコミックエッセイ。この新規性だけで読む価値はあります。

しかしそれで私がゲーム実況見られるようになるかというとそうでもないんですが……どうしてもゲームの内容見てるときに茶化されたり冗談言われたりするのが嫌なんですよね。トマト農家は尊敬するけどそれはそれとしてトマトは食べられない人みたいなものだと思ってください。

 

後半は家族エッセイに近かったので、できればゲーム実況だけで1冊描いてくれた方が嬉しかったです。まあでもKindleUnlimitedで定額で読む分にはいいかな。