ブックワームのひとりごと

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ゲストキャラがかわいそうな停滞回―望公太『娘じゃなくて私が好きなの!?5』

娘じゃなくて私が好きなの!?(5) (電撃文庫)

 

あらすじ・概要

東京で仕事をすることになった綾子は、インターンのために上京してきた巧と同居することに。同棲生活を始めながらもふたりは一線を越えられず、お互い悶々とすることに。そんな中、巧はインターン先で同じ高校だった女性と再会する。彼女はかつて巧が「彼氏のふり」をした相手だった。

 

消化試合の回になってしまったな

「まあこうなるだろうな」と予想をしながら読んだら本当にその通りになりました。作者が「三角関係なしでいく」と公言しているんだからこのオチになるしかないのですが、オチを察している状況でブラフばかりがばらまかれるのは消化試合感ありました。

このためだけに登場させられた女の子がかわいそうですし、何も悪いことしていないのに最後にとばっちりも受けてるのでただただ迷惑……という感じでした。

 

巧と綾子の関係自体も、同棲が始まったこと以外は停滞してしまってあまり見どころがありませんでした。キャラクターのかっこいいところ、尊敬できるところがあまりなかったのも一因かもしれません。

シリーズものにはこういう停滞回があるものといえばそうなんですけどね……。

 

まあでも綾子と巧のラブラブイラストが多かったのはよかったです。エロい挿絵でなくてちゃんとイチャイチャしてる挿絵も入れてくれるのはポイント高いです。

あとエロい挿絵とエロくない挿絵を描き分けているのもいいと思う。(エロくないシーンにエロい挿絵入っているの苦手なので……)

 

総じてつまらないわけではなかったけれど、一冊の本としてはちょっと物足りない巻でした。