Eika『30歳からの人生設計 女の後半戦』
30代女性のためにお金のことを説明する本。
結婚=生活の安定みたいな発想で描かれているのは今の時代としてはヤバい。
ただ生活に必要な具体的なお金が書かれているのはよかったと思います。
デルぽん『皮膚科医デルぽんのデルマな日々』
デルマとは、ドイツ語で「皮膚科」を省略したもの。皮膚科医の家系に生まれ、自らも皮膚科医となった著者が、病院で起こったできごとを四コマ漫画にして語る。地味で細かい、しかし面白い皮膚科の世界とは……。
そもそも皮膚科をテーマにした作品を初めて読んだので、知らないことが多く楽しかったです。
出てくる皮膚の健康豆知識も、医者が描いたものなので信用できるからいいですね。
私もしょっちゅういぼができたので、子どものころよく皮膚科のお世話になりました、液体窒素でいぼ焼くのめちゃくちゃ痛いんだよな~と思いながら読んでいたら、漫画にも痛がる人がたくさん出てきて笑いました。あるあるなんですね。
皮がむけたり荒れたりしたときにばんそうこうを貼ってはだめということも知りませんでした。逆に肌に悪いんだですね。
語り口もユーモラスで面白い作品でした。
施川ユウキ『バーナード嬢曰く。4』
学校の読書好きが図書室に集まってぐだぐだ話をする漫画シリーズ。
長谷川と遠藤がちょっといい感じになっていて驚きました。しかしこの作品のことだから、完全にくっつくことはないんでしょうね。
ちょっといいこと言ったと思ったら、さわ子の無神経な一言で台無しになる展開に笑います。でもそこがこの漫画のいいところなんですよね。説教が目的の作品ではないっていう。
読みたい本のリストも増えていくので楽しいです。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版』
手紙の代筆を仕事とする少女がさまざまな人に出会い成長していく話。
すごくよくできたアニメというのはわかるんだけど、「泣かせよう」という意図が強すぎてあまり楽しめなかったです。
あと戦争や死の病を扱っておきながら、そのきれいな、フィクションで扱いやすい部分しか見せていないのがおためごかしだなあと。まあカットされた部分で扱ってるのかもしれないけど……。
しかしTwitterの感想を見る限り、私は原作の方が楽しめそうな気がします。
【奇蹟の傑作が爆誕】サイバーパンクな暴力世界で俳句を詠み倒してみた【ゲームさんぽ/Cyberpunk2077】
ゲームプレイを見ながら俳句を詠んで行く企画、サイバーパンクな世界編。
ゲームの治安が悪いものだから詠まれる俳句も治安が悪くて笑ってしまいました。殺伐としている……。ときどき挟まれる季語豆知識もいい。
しかし酔っぱらいながら収録してる人がいるのが心配になります。というのも、「酔っぱらわないと面白いものが作れない」と思ってアルコール依存症になったクリエイターを複数見たので……。真面目な話、悪ふざけが許される企画であっても本当に仕事中はお酒飲まない方がいいと思います。