ブックワームのひとりごと

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男子高校生五人組の容赦のない下ネタトークバトル―望公太『性春デイズ~男子高校生の性の心理戦~』

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性春デイズ ~男子高校生の性の心理戦~ (ストレートエッジ)

 

あらすじ・概要

全寮制の男子高校に通う仲良し五人組、硬い絆で結ばれた彼らがするのは、容赦のない下ネタトークだった。性に関するあれこれで腹を探り合い、ときには騙し、ときには協力する。ただただ下ネタトークをおもしろおかしく描くだけの会話劇ライトノベル。

 

元気が出てくるばかばかしい話

「男性作家の書く仲良しの男ども」が好きな人は読んだ方がいい……んですけど、展開されているのは露骨な下ネタトークです。

下ネタをテーマに腹の内を探り合い、ときには協力し、ときにはののしり合うその姿。

しかも特に何の実にもならない! ここまで人生に役に立たなそうな小説も珍しいです。

 

しかし、その男子高校生のばかばかしい話読んでると元気出てくるんですよね。悩んでいることがどうでもよくなってきます。

人間このくらい気楽な話をして生きていきたいものだな……と思えてきます。

 

コンプラ的には……ちょっとまずいけど(明らかな18歳未満がエロ本読んでるし)読んでるうちに細かいことが気にならなくなってきたので楽しく読めました。あと女の子が一切出てこないので直接のセクハラシーンはないです。

下ネタ大丈夫な人なら笑えると思います。世の中のことを深く考えすぎてつらくなっているときにおすすめです。

 

最後にもうひとつ。私とうらぶの肥前忠広が好きなので煮たかさんのファンなんですけど、この本煮たかさんがイラストレーターなせいで煮たかさんの絵柄でドスケベ下ネタトークが再生されるじゃないですか。どうしてくれるんですか。