ブックワームのひとりごと

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真面目×真面目の男女カップルライトノベルおすすめ5選

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最近自分は真面目×真面目の男女カップルが好きだということに気がつきました。

ネタがニッチすぎるけどまとめ記事を書いてみました。

 

真面目なオーナーと靴職人の恋愛『シンデレラ伯爵家の靴箱館』

かつて「シンデレラ」とあだ名される女性が王妃となり、靴の生産が盛んになった国。アデルはその子孫であるディセント家に勝手に踊る母の靴を鑑定してもらおうと持ち込む。しかし形見である母の靴を取り上げられてしまう。アデルは母の靴と一緒にいるために、ディセント家のアランが運営する靴工房で働くことになる。

ヒーローであるアランが、言葉がきつくて不愛想ではあるけど「根はいい人で真面目なんだな」ということがわかるのがよかったです。本人も自分のコミュニケーション下手は自覚しており、気弱なアデルを辞めさせないために四苦八苦しているところが面白かったです。

最悪の出会いから好感度を上げていくタイプの話、「最悪の出会い」が最悪過ぎて読み進めても好感度が上がらないことが多かったんですが、これは描写がちゃんとしているのでアランのことを好きになれました。

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高校時代の元カノと偽装結婚する『元カノとのじれったい偽装結婚』

不動産会社社長令息の晴(はる)は、事情があって理桜(りお)と形だけの結婚をすることになった。お互いを罵ったりけんかを売ったり、何かと対立が絶えない。しかしフたりは実は元恋人同士で、お互いに未練たらたらだった。相手が好きなふたりは偽装結婚を取り繕うため迷走し……。

好きだからこそうまく素直になれないし、お互い「結婚」に後ろめたいところがあるから相手の気持ちを信じられなくて不安になる。その前提があるからこそ、話がもだもだしていても説得力があるんですよね。

お互い根がいいやつなので、読み進めていて安心感があるのもよかったです。

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国内最強の男と女がお見合い『最強同士がお見合いした結果』

対立するふたつの国は、新たな脅威のために同盟関係を結び、その印として「最強」の人間同士をお見合いさせることになる……。が、その「最強」たちはとんでもない恋愛初心者だった。それぞれの国の「最強」アグニスとレファは、相手を篭絡し自分の国を有利にするため、下手な恋愛バトルを繰り広げる。

恋愛ものってどちらかがどちらかを助ける、みたいな話になりがちで、力関係が一方に偏るパターンも多いんですが、この話は「能力が対等であることに意味がある」ので面白かったです。同じくらいの強さで、同じくらいの恋愛初心者だからこそこんなにめちゃくちゃで愉快な話になります。

そしてアグニスもレファも、強がりなところはあるけれど根は優しい人間です。だから笑いながら恋路を応援したくなってしまいます。周囲の人間があれこれ世話を焼きたくなるのも必然だと思います。

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世継ぎを作るため妊活する女王陛下『夫なんていりません! 女王陛下の秘密の妊活』

女王のフェイリールは、婚約者である隣国のケネス王子と妹の逢瀬を目撃してしまい、そのまま婚約が破談になる。二度も婚約を破談にしてしまったことを思い悩んだフェイリールは、結婚せずとも世継ぎを身ごもってしまえばいいと思い、妊娠のため行動を始める。

まず主人公カップルであるケネスとフェイリースが真面目で好感度の高いキャラクターなのが安心して読めます。善人であっても押しつけがましい感じではないし、真面目さがときに変な方向に行ってしまって笑えます。女王とその補佐として国民のこともちゃんと考えています。

ふたりとも真面目過ぎて全然甘い雰囲気にならないんですよね……。

エロそうなタイトルだけどとくにエロいシーンはないです。

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真面目なママと青年のラブストーリー『娘じゃなくて私が好きなの!?』

死んだ姉の代わりに、姪を我が子として育ててきた綾子。そんな綾子は、ある日娘の幼馴染で息子同然に思ってきた青年、巧に告白される。彼は子どものころからずっと綾子を想ってきたのだという。彼の将来を思って、綾子は巧に幻滅されようと策を講じるのだが……。

新卒で就職したばかりのときに5歳の姪を娘として引き取り、女手ひとつで娘を高校生に育て上げ、しかもきちんと在宅の仕事をこなしている優秀なワーキングマザー。娘のためにお酒を飲まないようにしたり、作戦の一環でも無駄遣いはできなかったり、責任感を持った女性であることがわかります。

そして巧も、10歳のときから一途に綾子を思い続けていたけなげな青年です。どれだけ綾子が世間体を並べ立ててもなんのその。その思いの強さにこっちまで照れてしまいそうなほどです。本当にいい子で誠実な男なので、綾子と幸せになってほしいと願ってしまいます。

お色気シーンも結構ありますが、ストーリー上自然な形で挿入されているのと、巧があくまで紳士的に対応するので下品な感じはしませんでした。

honkuimusi.hatenablog.com

 

以上です。興味があれば読んでみてください。