あらすじ・概要
フランス・ニースでの世界選手権、羽生結弦選手の演技をテレビで見たことから、フィギュアスケートに興味を持った著者。大会のチケットを入手し、観戦に行ってみると、そこは「沼」の始まりだった。スケート好き同士の交流や、他の地域への遠征を経て、著者はフィギュアスケートにはまり込んでいく。
楽しそうなオタクたちを見るのは心地いい
スケオタ=フィギュアスケートが好きなオタクのことのようです。
何冊かスポーツ関連のコミックエッセイを読んで「他にも読んでみたいな」と思いいろいろ探してみました。その中の一冊です。
自分の恥ずかしいところも結構赤裸々に書いていて、その辺は好みが分かれるかもしれません。私は親しみを持てて好きですが。
このくらい正直なところはむしろ好ましいですね。
オタク同士の交流や、スケオタあるあるだけではなく、アスリートたちの演技の感想にページを多く割いていて、本当にフィギュアスケートが好きなのだなあと思いました。
著者は本当に演技に飲まれ、夢中になるくらいにスケートを美しいと思っているということ、そして人々を夢中にさせるフィギュアスケートはすごいということがわかります。
演技系のスポーツならではの描写で面白かったですね。
観戦時ではない日常シーンでは、フィギュアスケートにずぶずぶにはまり込んでいるのに「スケオタではない」と主張する人が多くて笑ってしまいました。どこのオタクも最初はそういう反応をするんですね……。
楽しそうなオタクをたくさん見れて面白かったです。