ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

『OLですが、キャバ嬢はじめました』鏡なな子 コミックエッセイの森 感想

このブログには広告・アフィリエイトのリンクが含まれます。

OLですが、キャバ嬢はじめました (コミックエッセイの森)

 

あらすじ・概要

著者は将来の不安から、お金をためるためにキャバ嬢の仕事を始める。面接を受けてキャバクラに出勤したら、そこは想像を越える職場だった。キャバクラのシステムから、キャバ嬢たちのテクニック、キャバクラでの悲喜こもごもなどを描くコミックエッセイ。

 

文化の面白さを感じつつも、搾取を当然とするのはどうかと思う

やっぱりお仕事エッセイは楽しいですね。それは仕事が違うと全く文化が違うからです。

 

人間関係のドロドロも、自分が巻き込まれたくはないですが、人の話として読むのは面白いです。

コミュニケーションにまつわる仕事だからこその悩みがたくさん描いてあって新鮮でした。

客のこと、キャバ嬢同士の嫉妬のこと、黒服がキャバ嬢をその気にするテクニックのこと……昼の世界ではない話ばかりです。

 

著者はキャバ嬢の経験から「気のきく女性」として振る舞えるようになり、その代わり職場の女性に嫌われるようになります。

ただ、「気のきいた女性」というのはえてして女性に嫌われる、というのはわかるんですよね。なぜかというと職場の男性が「他の女性もこのくらいやってほしい」とハードルを上げてしまうからです。「自分のことは自分でやる」のが一番平等なんですよね。コーヒーも自分で入れればよろしい。オフィスは接客の場所じゃないから。

 

ただ、著者がキャバ嬢という仕事のデメリットを語らず、最終的によい部分ばかり強調しているのは気になります。

たとえ職業に貴賤がないとしても、運営側がキャバ嬢たちに不利益な契約を結んでいいわけではないです。

それなのに「キャバ嬢は素晴らしい仕事なんだ!」と言うのは、洗脳されているのかとどうしても思います。

本当にこの仕事を恥ずかしくないと思っているのなら、運営に不公平な契約をしないよう求めた方がよいと思います。

 

 

 

 

honkuimusi.hatenablog.com