ブックワームのひとりごと

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『フラワー・オブ・ライフ』よしながふみ  感想

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フラワー・オブ・ライフ 1 (白泉社文庫)

 

あらすじ・概要

白血病で入院していて一年遅れでクラスにやってきた春太郎。正直すぎる彼にクラスメイトは困惑するが、少しずつ仲良くなっていく。文化祭で盛り上がったり、漫画の投稿に夢中になったり、恋をするクラスメイトがいたり……青春ストーリー。

 

創作を愛する人の話

フラワー・オブ・ライフ 2 (白泉社文庫)

創作ストーリーとして面白かったです。

入院中、暇でよく絵を描いていた春太郎は、漫画研究会の三国(上画像左)と組んで漫画を描くようになります。

相手に勝手に作品を変えられて怒ったり、持ち込みに挑戦して打ちのめされたり、徹夜をして漫画を完成させたり。

ふたりで創作をするをする面倒くささが出ていて共感できました。

ふたりともいい子であるこそのトラブルに、はらはらしながらも何とか報われてほしいと思いました。

 

フラワー・オブ・ライフ 3 (白泉社文庫)

教師の滋はその外見から男性と間違えられがち。

真島と関係を持ってしまいます。

だいぶだめな女性なんですが、何となく憎めないようなコミカルさがあり、面白かったです。

別れよう別れようと思って初恋の人と別れられないとか、惚れっぽくて少女漫画みたいな想像をしたりとか、しょうもないけどわからなくもない欠点なんですよね。大人の感覚からすると淫行ダメゼッタイなんですが、小市民っぷりがエンタメとして楽しめる部分かもしれません。

オタクの真島は美形な一方、倫理観に問題がある人間です。自分がやりたいことを要求し、他人のことはあまり考えていません。

男女のラブロマンスを書いている人間にBLを描くよう要求したり、大人にたかったり、文化祭の演劇に出るときに金銭を要求したり、やりたいほうだいです。

未成年であることを加味しても、倫理観がヤバすぎるのでもう少し因果応報を受けてほしいと思いました。

でも、そういう思い上がったところのあるキャラだからこそ、最後に鼻っ柱折られたのは痛快でした。人生どうとでもなると思っている人間が、どうにもならないことに直面して傷ついてるのは最高ですね。

 

 

 

 

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