あらすじ・概要
京都が好きになった著者は、京都で暮らし始めた。そこで知る京都の文化や、人間関係。もちろん和菓子に舌鼓を売ったり、路地裏のカフェで一休みすることも忘れない。京都のことがもっと知りたくなるコミックエッセイ。
ハイコンテクストな文化怖い!
京都で暮らし始めた著者が京都の人に京都の文化を聞いたり、和菓子を食べたり。
京都の文化が「空気を読み合う」文化過ぎて、空気の読めない女である私はこんなところで暮らしていけない……と怖くなりました。自閉スペクトラム殺しだろこんなの!
京都の中心地から離れたり、貧しい人や外国人が暮らしていたりな土地は、プライドや矜持に対してドライな人が多いのも印象的でした。
やっぱり「俺たちはみな同類である」という前提こそが、ハイコンテキストな交流を産むのではないでしょうか。
イケズ文化は怖い……となってしまいましたが話としては面白かったです。
京都の和菓子をいろいろなところで食べまくる話は美味しそうでした。和菓子といっても知らない形や素材のものはあるものです。ありがちなネタではなくてよかったです。
古い町ゆえに路地が多く、路地の合間を縫って見せにたどり着くのもロマンチックでした。
しかしこんなわかりにくい場所で飲食店を経営してお金になるのかは気になります。コーヒー400円とかランチ1000円とか、飲食店としては常識的な値段ではあるから特に。ボッタクるつもりもなさそうです。
最後に著者が京都に引っ越してきたときのあれこれが描かれていたのも興味深かったですね。
身軽になるためフリマアプリで不用品を売ったり、フィルムをデジタル化したり、断捨離したり。
こういう生活感のある描写が著者の作品の面白いところですね。
『じわじわ京都』はこの作品の前編で、こちらは京都での節約旅行を描いた作品。こちらもおすすめです。

