あらすじ・概要
原作者は、日本の学校生活になじめず、親ともうまくいっていなかった。そんな中、海外に出て新しい価値観を知る。旅にハマった原作者は、南米のあちこちを巡る。やがて旅行ライターや運び屋(合法)の仕事が入るようになる。旅でお金を稼ぐようになったのだ。
日本にいられなかった人が旅を仕事にする
原作者は南米を中心に世界を渡り歩き、危険やトラブルに巻き込まれていきます。
現在は運び屋をやっていますが、これは合法なものしか運ばないそうです。貨物輸送では逆に手間がかかる荷物を手で運ぶというもの。
平和で穏やかな日本は物足りないと思うようになってしまいます。
危機的状況に適応力があるわりに、平穏な世界ではどうすればいいのかわからないという、物悲しさのある価値観です。
作中で違法就労しているシーンではそれでいいのか? となりましたけど。南米が日本より治安が悪いからさらっと流されてますが、日本では大ごとですよ。
原作者が作中でうつ状態になったからか、臨床心理士をゲストに招いての対談があります。病気としてのコメントをしてくれてよかったです。
原作者みたいに旅に出て心が安定するのはまれではあると思います。しかし原作者は異文化の中でしか生きることができませんでした。
同じ価値観で空気を読み合うのも、適応できない人にはつらいよなあと思いました。
ところでこの絵柄、菊池真理子だよな……と思ったら案の定同じ人のようです。というか小沢カオル名義が先で、のちに本名である菊池真理子でも活動するようになったみたいですね。
作風の落差がすごいですが、納得感もありますね。

