あらすじ・概要
著者は独立してイラストレーターになり、「絵の仕事をしたい」という夢を叶えた。しかし心の中は依然と劣等感や嫉妬でいっぱいであり、大切なパートナーも傷つけてしまう始末。著者は自らの感情たちと対話を始め、自分を受容するすべを模索する。
自分を変えるために脳内会議
他人への嫉妬と劣等感が描かれた後、インサイド・ヘッドみたいな脳内会議が発生したのでびっくりしました。
自分に向き合い始めた著者は、内面にある感情たちを擬人化し、対話します。臆病、真面目、クズ、仏、女王など、自分自身のいいところからだめなところまで包括的に観察しようとします。
分析しカテゴライズするにつれて、すべての感情は自分のためにあると理解していきます。現段階は、それが悪循環に陥っているということも。
このコミックエッセイの肝になっているのが「B子」という存在です。才能はありますが正確に難があり、いつも他人をねたんだり攻撃的になったりしています。著者は彼女に強い嫌悪感を覚えます。
しかし、自分の感情と向き合うにつれて、B子への感情が同族嫌悪だということに気づきます。
プライドが高いゆえに劣等感をあおられ、臆病だからこそ攻撃的になる彼女に、著者は自分を見るようになります。
だからといって和解することはありませんが、他人に自分を見出すことで自分の心を整理し、乗り越えていくのが面白かったです。



