ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

『かなりや異類婚姻譚 蛇神さまの花嫁御寮』夕霧かのう 感想 集英社オレンジ文庫

このブログには広告・アフィリエイトのリンクが含まれます。

かなりや異類婚姻譚 蛇神さまの花嫁御寮 (集英社オレンジ文庫)

 

あらすじ・概要

未来予知で危機を知らせるかなりやの異能を持つ櫻子は、自分自身が死ぬ様子を予見する。彼女は未来を回避するために、自分の行動を改め、許嫁との関係も見直していくこととなる。婚約を破棄しようとするが、逆に相手に好かれるようになってしまう。

 

悪役令嬢である自分自身の未来を回避

「悪役が起こしたトラブルを、その人生を引き継ぐヒロインが解決していく」という悪役令嬢ものの話なんですが、その悪役が自分自身であることが面白かったです。

未来予知という異能により未来の自分を知った櫻子は、不幸な未来を回避するために奔走します。

自分のやらかしを自分で解決するので、特定のキャラクターに憎悪が向かないのが気楽でした。

未来で起こるはずだったコミュニケーションの不和を、考えを言葉にすることで解決していくのも教訓的ではありました。人間は話し、主張し、他人に「お願い」するのが大事だと思える話です。

 

愛されエンドで終わるのかと思いきや、もう一段展開があって驚きました。そこがそうなるとは思わなかったです。

ただ愛されるだけでは完全に問題は解決しないという舵の切り方は新鮮でした。

 

ただ、あらすじに溺愛って書いてるのにほとんど溺愛っぽくないんですが……。私はいいけど、これを期待して読んだ人は肩透かしだったのではないでしょうか?

表紙のふたりがイチャイチャしているようなシーンはほとんどないです。というか正式な結婚をしていないのでそりゃこの世界観の性倫理ではいちゃつけないですよね。

売れるからって本題ではない部分を強調して書かなくてもいいじゃないんですかね。

 

 

 

女主人公がゴリゴリに活躍する漫画おすすめ10選 歴史・ファンタジー・SF 

ライト文芸から歴史ものまで 角川文庫のおすすめ本15選 

2015年以降に発行されたおすすめファンタジーラノべ・ライト文芸13選