ブックワームのひとりごと

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ヨーロッパをテーマにしたコミックエッセイおすすめ30冊 海外移住・旅行・国際結婚・巡礼

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異文化大好き! 今回はヨーロッパに関するコミックエッセイをまとめました。

 

 

 

 

イタリア

『モーレツ・イタリア家族』ヤマザキマリ

モーレツ!イタリア家族 (Kissコミックス)

イタリアで絵の勉強をしていたヤマザキマリは、そこでイタリア人男性と結婚する。彼の家族と生活することになるが、そこではいつもトラブル続きだった。息子を溺愛する義母、エンジニアでおかしな道具を作る義父、そして夫の父方、母方の祖母ふたり。個性的すぎる家族にもみくちゃにされるコミックエッセイ。

「出る杭は打たれる」「沈黙は金」のような日本文化とは真逆の価値観ですが、ここまで図々しく明るく生きられるのはある意味うらやましくはあります。

空気を読むこと、相手のことを考えることを肯定される日本文化の中で育ってきた著者は、当然イタリアの義母と衝突します。その衝突すらコミカルに描かれていて笑ってしまいます。

面白かったのはイタリア家族を引き連れて日本旅行に行った回です。きちんと予定を立てたにも関わらずそれを無視して活動するイタリアの家族たち。それに振り回される著者。

そしてそんなパワフルなイタリア家族でも、京都の夏の熱さには勝てないのに笑ってしまいました。これを読んだ人たちは、京都も含め、関西には夏に来ないでくださいね! バカ暑いから。

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『それではさっそくBuonappetito!』ヤマザキマリ

それではさっそくBuonappetito! (Kissコミックス)

テルマエ・ロマエ』を描き、世界を股にかける漫画家ヤマザキマリが、貧乏学生時代の思い出や、イタリア暮らしの生活を食べ物中心に語る。それぞれの漫画の最後には、実際に作れるレシピ付き。

作品の中の感情表現もおおげさだけれど、舞台となっているラテン系の国々の表現に合っていて楽しいです。

おいしいものに一喜一憂する自分自身や家族の姿を、明るくコミカルに描いていました。見ているとにこにこできます。

おいしいものに対するあくなき追及は、どこの国に行っても一緒なんだなとほほえましくなりました。

そしてこの作品のもう一つの面白いところは、イタリアをはじめとする料理がとてもおいしそうなこと。料理が詳細に書き込まれているわけではないんですが、それを食べた人たちのリアクションがおいしそうに見えます。単純な絵なのに、気持ちが伝わってくるところがとても楽しいかったです。

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ドイツ

『とつげきドイツぐらし!』白乃雪

とつげきドイツぐらし!

国際結婚し、ドイツに移住することになった著者。語学学校でドイツ語を学びながら、ハンブルグの町で暮らしていく。目の当たりにしたのはドイツ文化と日本文化の違いだった。ドイツ人の興味深い習慣や、クリスマスや新年などの年中行事まで、ドイツ暮らしを描いたコミックエッセイ。

著者はドイツの語学学校に通いながら在住権を得るためにドイツ語試験に合格しようとします。こういう移住にまつわる制度について紹介してくれる漫画は珍しいので面白かったです。学校におけるカリキュラムや友人関係、テストの内容が具体的に描かれていました。

クリスマスに夫の実家に帰省した回も、その土地の文化が出ていて面白かったです。なぜか夜中に散歩をする話、南ドイツの方言が聞き取れない話、盛り上がりまくる年越しの話、どれも個性的で笑ってしまいました。

語り口はあっさりしていますがネタの数は多く、読みごたえがありました。異文化コミックエッセイが好きな人にはおすすめです。

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『ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し』小栗左多里&トニー・ラズロ

ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポ

「一度くらいは海外で暮らしてみよう」と、ベルリンのミッテ地区で暮らし始めた著者二人。ミッテ地区のアートな建物や店を楽しみつつ、ドイツ特有の困りごとにも遭遇。果たして暮らしていくことができるのか……。

ドイツで暮らし始めたことによって「二人は外国人」になり、やっかいごとも乗り越えていかなければならなかった二人。

住む部屋探しのややこしさは本当に大変そうでした。よくも我慢強くこなしたなあと感心します。しかも皆ルーズだし。

でもそういうルーズさが許されるということは、働く人の地位が高いということなんですよね。日本みたいに客>従業員ではなく、対等だと思っているからそういう態度になるのでしょう。

そのルーズさを思えば、働く分には日本より楽な社会なのかもしれません。

トニーニョの言語について悩む部分では、正解がないので難しかったです。外国にルーツを持つ子ども共通の悩みなんでしょうね。

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『白米からは逃げられぬ~ドイツでつくる日本食、いつも何かがそろわない~』白乃雪

白米からは逃げられぬ ~ドイツでつくる日本食、いつも何かがそろわない~ (コミックDAYSコミックス)

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「「小顔」って二ホンではホメ言葉なんだ!? ドイツ人が驚く「日本の日常」』サンドラ・ヘフェリン&流水りんこ

著者はドイツと日本両方の血を引くサンドラとドイツ人についての談義をする。日本人には予想のつかないドイツ人の文化に、著者は驚く。ケチでこだわりが強く、人間味のあるドイツ人像とは……。

ケチで住む場所にこだわる。生まれた地域への思い入れが強い、日本人がはたから想像できない部分がどんどん出てくるのがいいですね。

異文化のポジティブなところを描く作品は多いですが、こういう価値観会わないなあ~!! という部分を描くことも大事だと思います。価値観の合わない人間と共存してこそ多様性でしょう。

正直であけすけな内容ですが、「そういう人間味のあるところが良い」というところに着地するのも安心しました。文句を言うだけで終わったら読み物としてはつらいですからね。

相手の面倒くさいところ、嫌なことを見ても何だかんだやっていけるのが理想ではないでしょうか。

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フランス

『フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった』エルザ・プランツ

フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった。

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『パリ愛してるぜ~』じゃんぽ~る西

パリ愛してるぜ~

フランスの漫画バンド・デシネにあこがれてフランスに渡った著者。そこにはアシスタントの仕事はなく、日本食スーパーで働き生計を立てることとなる。フランスに暮らす移民たちや、フランスで過ごす日本人たち、日本とは違う文化のことなどを面白おかしく語る。

なかなかきわどい表現が多く、下手すると人種差別になるかもしれないです。

しかし、登場する日本人にも問題のある人が多いため、ギリギリセーフな気がします。日本人がキセルやってるし。ヨーロッパの電車は日本のような自動改札ではなく、係の人間が巡回してきっぷを確かめる形式のため巡回されなければ無賃乗車できます。でも犯罪はやめろ。

これで日本人を持ち上げる内容であれば読めなかったと思います。ギリギリの均衡で成り立っている作品でした。

こんなめんどくさい目に遭ってどうしてパリに住み続けるのか……というと、タイトルの『パリ愛してるぜ~』が全てを語っています。帰国のときに「パリが好きか?」と問われる著者の姿が印象的でした。

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『つつがない生活』INA

つつがない生活 (トーチコミックス)

自営業でバンドマンな著者は、同じくフリーランスの妻の仕事の手伝いをしながら暮らしている。楽ではない日々だが、妻と妻の妹と家族として愛し合っている。日本での日々のこと、アメリカのイベントに参加した時のこと、新婚旅行のフランスでのできごとを語るコミックエッセイ。

著者は妻との新婚旅行にフランスを選びます。作品の後半はフランスの話です。

著者はちょっとしたストレスで体調を崩したり、営業が苦手だったり、気弱だなあと思います。

一方で、スリに遭いかけてもスリを起こすような社会について思いを馳せたり、相手を理解しようと努力したり、優しい人間でもあります。

頼りない人ですが、周囲の人たちが著者のことを好きなのもわかる気がします。

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『じいちゃんが語るワインの話 ブドウの年代記』フレッド・ベルナール

じいちゃんが語るワインの話 ブドウの年代記

絵の仕事をしている著者は、ワインを作る一家に生まれ育った。長年ワインを作り続けていた祖父を中心に、田舎の人々の生活を振り返る。フランス人によるコミックエッセイ。

ワインを作る家系に生まれた著者は、エッセイの中心人物である祖父とともにワインが日常にして育ちました。

祖父の話には現代では考えられない倫理観のものもあり、価値観は変わっていくのだなあと思います。子どもにお酒を飲ませたりとか……。当時はワインを強壮剤として使っていたらしいです。

祖父のワインへの強いこだわりや、周囲がみんなワインにかかわりる仕事をしているところが面白かったです。

ワインを大量に飲んでいるところは大丈夫なのか?と思いますが。

第二次世界大戦当時の状況も描かれています。長い描写ではありませんが、売春の問題や、すんでのところで命拾いした話など、生々しかったです。

 

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『フランス語っぽい日々』じゃんぽ~る西

フランス語っぽい日々

日本人漫画家とフランス人記者の夫婦は、今は日本で暮らしている。ふたりはフランスと日本の異文化を交互にエッセイに書く。文化的なすれ違い、子どものバイリンガル教育のこと、

漫画は主にフランスと日本の文化の違い、息子へのバイリンガル教育のことを描いています。

フランスに住んだことがあり、フランス人と結婚したにもかかわらず著者はフランス語が苦手です。しかし漫画家としてフランスで活動する上で、フランス語の問題は避けては通れません。自分の頭の悪さに苦悩しながらフランス語を学ぶ著者は面白かったです。

対する伴侶は、フランス人の記者であり、日本語も達者です。エッセイはフランス語の文法や単語にまつわる内容が多いです。

基本リベラルな人だとは思いますが、突然「こういう人はだめ」という価値観を披露するのに驚きました。特に「女性は除毛・脱毛をしなくていい」という政治的主張への嫌悪感には驚きましたね。

時事ニュースのことなど、フランスを知ることができる一冊でした。

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『モンプチ 妻はフランス人』じゃんぽ~る西

モンプチ 嫁はフランス人 (FEEL COMICS)

フランスで暮らしていた著者は、日本に戻ってからフランス人記者の女性と結婚した。子どもも生まれ、家にいることの多い著者は子どもの世話を引き受けることとなる。フランスと日本の違いや、夫婦生活の事情、子育ての喜びや苦労などを描くコミックエッセイ。

作者の妻、カレンさんのキャラクターが面白かったです。キャリアウーマンでモノトーンのファッションを好むいかにも「強い女」ながら、その実自分が日本になじめるかは結構気にしています。電車内の人に話しかけて「怪しい外人だと思われた」と落ち込んだり、義理の家族とのもめ事を避けようとしたり。

我ながら「○○人だから」「こういう属性だから」というのは偏見だったなあと。

人間はみんな分かり合えないものですが、それでも「共通する」部分を見るのは大事だなと思いました。

もちろん日本人と違う部分もあります。

フランスは交渉して当たり前なので、意見の対立を避ける日本人よりは要求をすぐに伝えます。

違いも同じところも面白いエッセイでした。

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イギリス

『ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ!』玖保キリコ

ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ! (角川書店単行本)

イラストレーターの著者は夫と子どもとともに、イギリスの首都ロンドンで暮らしている。ロンドンでの暮らしは文化の差を強く見せつけられることが多い。外国人から見たロンドンの姿を、エッセイと漫画で語る。

面白かったのがロンドンにおける子どもの扱いです。治安が悪いせいか小さい子どもをひとりにしない文化があり、遊びに行っても送り迎えは当たり前、ひとりで留守番させるなんてもってのほか。西洋人は子どもを合理的に扱うような気がしていたんですが、これを読むとそうでもないのかもしれません。

それから子どもがパーティをするときに用心棒を雇ったり場所を借りたりするところが面白かったです。日本ではパーティなんてそんな大仰なことなかなかしませんよね……。それが日常なのがすごい。

保護者同士でデモの誘いの情報が回ってくるのも興味深かったです。日本ではこんなしれっと政治活動の誘いはされないですよね。本当に市民が市民活動やっているんだな、とちょっとうらやましかったです。

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『世界ぱんぱかパンの旅 ロンドン編』山本あり

世界ぱんぱかパンの旅 <ロンドン編> (コミックエッセイの森)

パンが大好きな著者は、友人と共にロンドンに向かい、パンづくしの旅に出る。果たして不味かったロンドンの食べ物はおいしくなっているのか、そこで出会うパンはどんなものなのか……。

個人的においしそうだと思ったのが、「ホークスムーア・ブレックファスト」というステーキ店で食べられる朝ごはん。簡単に言うと、イングリッシュ・ブレックファストをめちゃくちゃ豪華にしたような食事です。

焼いた骨髄や、どでかいベーコンが出てくるのでとてもワイルドです。山賊になった気分を味わえそう。

外で食べる朝ごはんっておしゃれでヘルシーなイメージがあるんですけれど、こういうのもありなんだなと思いました。

あとヨーロッパのパンの、ちょっと酸っぱいやつおいしいですよね。あれにバターを合わせると食べやすいんですよね。

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『三十路だけどロンドン暮らし』kana

三十路だけどロンドン暮らし

ロンドンに移住した著者は、日本のグッズを売る店で働き、また、イギリス人の彼氏もできた。ロンドンで暮らしから、おいしい食べ物、日本との文化のギャップ、イギリスでウケる日本文化などを語る。

食生活については、突っ込んだ話が多くて興味深かったです。日常で食べるパイや郷土料理、日本食の受容のされ方、食事に関する習慣など。

イギリスの食品スーパーには電子レンジがないというエピソードが印象的でしたね。冷たいお惣菜を買ったら家で温めなければいけない。

ロンドンの人たちの日本文化へのあこがれも面白かったです。

特に絵が得意な般若の面の絵を描いたら、「あれを売ってくれ」と要求され、何度も同じ絵を描き直して店に飾ったという話が面白かったです。

日本文化の人気さもそうなんですが、店に飾ってある値札もついていない絵を「売ってほしい」と要求してくる積極的なところが、日本人にはなかなか見られないもので新鮮です。

それ以外にも仕事の合間に折った折り鶴も、「売ってくれ」と頼まれたそうです。

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東欧

 

『ウクライナに行ってみた』りえぞう

ウクライナに行ってみた 旅行記コミックエッセイ

著者は東欧の国、ウクライナを旅した。ロシアとの関係を示す場所や、教会の数々をめぐる。大きな被害を出したチェルノブイリ原発事故の跡地や、愛のトンネルと呼ばれる場所にも行ってみた。日本ではわからないウクライナの観光地を紹介する本。

地下シェルター代わりのやたらと深いところにある地下鉄や、ロシアとの関係を示す反乱や抵抗のエピソードなど、日本にいるだけでは想像がつかない話が盛りだくさんでした。

悪い過去として扱われるはずが、戦争が起こったことによってまた現代の問題になってしまったのが悲しいですね。

チェルノブイリ原発跡が観光地化されているのはそれでいいのか感あります。日本とは全然感覚違いますね。福島第一原発事故でこんなことしたらめちゃくちゃ怒られますよ。

しかし商魂たくましい人がいたとしても無残な事故であることは変わりません。周辺は廃墟になっていますが、もともとここに人が住んでいたと思うと悲しい気持ちになりますね。

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北欧

『北欧女子オーサ、日本で恋をする』オーサ・イェークストロム

北欧女子オーサ、日本で恋をする。 (コミックエッセイ)

北欧からやってきたオタク漫画家、オーサは、日本でも恋愛をしてみたいと思う。しかし、日本の恋愛観はスウェーデンとはまったく違うものだった。告白や男性がおごるシステム、家族のあり方などを通して、スウェーデンと日本の性別に対する観念の違いを考える。

スウェーデンと日本のジェンダー観について突っ込んだ話をしており、面白かったです。

日本よりジェンダー平等が進んだスウェーデンからやってきた著者は、日本の文化に衝撃を受けます。

男性がおごる文化や、離婚や破局に対する考え方の違い、告白の文化など、日本独自の恋愛文化があります。

その文化について、スウェーデン人の著者が驚き、解説をするという形式が面白かったです。

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『アイスランドTRIP』てらいまき

アイスランド☆TRIP (地球の歩き方BOOKS)

著者夫婦は北欧、アイスランドに向かった。物価の高さに苦しめられながらも、アイスランドの雄大な自然を楽しむ。世界最北端の都市レイキャビクでお買い物もする。温泉や氷河や海など、アイスランドの地形を肌で感じていく旅。

アイスランドの雄大な自然がすごいですね。海、火山、陸といろいろな風景を歩きます。

温泉文化は日本人にも親しみやすいところがありますね。

まるで異世界に迷い込んだような不思議な風景が楽しいです。

ダイナミックで美しくてかっこいいですけど、同時に自然の力がすごすぎて観光客も危険な目に遭います。観光客のための注意書きの内容が恐ろしいです。

どういう形でツアーに参加したのか? 着ているものは? ツアーでガイドさんに教えてもらったことなど詳しく書いてあります。

ドライスーツ着たときの感想は、そんな感じなんだ……と新鮮でした。

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『北欧! 自由気ままに子連れ旅』織田博子

北欧!自由気ままに子連れ旅 (コミックエッセイの森)

旅行好きの著者は、子どもを連れて北欧へ行く計画を立てる。旅のしおりを作って計画を立て、子どもを連れてホステルに泊まる。北欧で友人に会い、おしゃべりをしたり出かけたり。北欧旅コミックエッセイ。

著者は貧乏旅行なので、家族でホステルに止まってキッチンで料理をしているのが面白かったです。旅先で料理って素敵。

私もお金がないころはホステルに泊まって旅行をしていたので、懐かしい気持ちになりました。

スーパーでチーズやパンを買ってオープンサンドを作って食べるのがおいしそうでした。海外のサンドイッチっておいしそうに見えますよね。

旅行先で海外の友人に会って遊ぶのは、コミュ力強い……と思いました。地元の人との交流は楽しそうですね。

ピクニックをしたり、ご飯を作って食べたり、友達に会わなければやらなさそうなあれこれがよかったです。

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『北欧が好き! フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェーのすてきな町めぐり』ナシエ

コミックエッセイ 北欧が好き! (地球の歩き方BOOKS)

北欧の美しいデザインや雄大な自然にあこがれていた著者は、北欧に旅に出る。そこには見たこともない街や風景があった。フィンランドでマリメッコやアラビアの店を巡り、スウェーデンでノーベル博物館を見学するなど、その土地ならではの文化や歴史、自然を訪ねていく。

北欧諸国で買い物をしたり自然の中を歩いたり観光をしたり、やっていることは普通の旅エッセイですがその情報量がすごいです。きっちり下調べをして現地に向かっていることがわかる内容の濃さ。こまごまとしたイラストで描かれる現地のアイテムや人々。

その分文字が多くて漫画としては読みづらいけれども、読みごたえがあってこれはこれでありです。

この内容の濃さの理由は、著者がもともと北欧好きだから。マリメッコやアラビアなど北欧のデザイン雑貨を収集してきた著者は、北欧を旅するためにたくさん下調べをしたそうです。それが作品に生きているのでしょう。

個人的に好きだったのはまめに食べたものの内容とイラストを描いてくれること。このイラストが本当においしそうで、異国っぽいです。文化の違う場所の食べ物はやはりいいですね。

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『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』オーサ・イェークストロム

北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 (コミックエッセイ)

日本とスウェーデンの文化的ギャップが面白いです。入り口は分かれているのに、空き瓶と空き缶が同じところに入るゴミ箱の謎は私も感じていました。あれは分別のくせをつけるためにあるんですね。

そして日本人に大不評だったおみやげ、甘草の味が気になります。どんな食べ物なんでしょうか。

スウェーデンは日本ではあまりメジャーな国ではないので、実際に住んでいた人の話を読むのは新鮮で面白いですね。

裏表紙に、コンビニおにぎりの開け方を半年かけてやっと気づいた話が載っています。

確かに外国の人にはわからないよなあと思いました。それと同時に、日本人はあまり説明をしない生き物かもしれない……と気づきました。

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『子どもと旅する北欧フィンランド』ナシエ

子どもと旅する北欧フィンランド

イラストレーターである著者は、子連れでのフィンランド旅を決意。夫婦ともにフリーランスであることを生かして、自由に予定を立て出発する。1歳の子どもを連れて見たフィンランドは、美しく興味深い、子どもにも楽しい世界だった。著者たちはベビーカーを押しながらフィンランドのスポットを次々に巡る。

この方絵がうまいんですよね。人間は絵本のような三等身の絵柄で描き、食べ物はちょっとリアル寄りに描いています。題材によってタッチを少し変えて、しかも違和感がありません。

建物や街並みも特徴を捉えていてかわいい。

著者はバイタリティにあふれていて、一日のうちにいろいろなスポット、観光地を巡り、おいしい食べ物を食べているのでこちらも楽しくなってきます。しかし、予定を立てるのが上手くないとこんなに要領よく回れませんよね。能力の高さを感じる。

今回のテーマは子連れ旅というのもあって、子どもが楽しめる場所の紹介が多かったです。遊園地や博物館、アウトドアなどなど。

同時に展示に飽きていたずらしようとしたり、記念撮影したいのに泣き出してしまったり、子連れらしいエピソードは大変そうでした。

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『北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪』てらいまき

北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪

フィンランドに旅行に行った著者、てらいまき。友達と、ときにはひとりで。そこで出会ったかわいい雑貨や服、大自然の素晴らしさ、街並みの豊かさなどをコミックエッセイで紹介していく。

作品としてはすごくおしゃれなのに、著者がこてこての関西弁なせいでノリが俗っぽくなって笑いますね……恐るべし関西弁パワー。

かわいい絵柄と口調のギャップがすごい。

おしゃれなエピソードだけではなく道に迷ったり無駄にそりを引きずったり、とほほエピソードもあるのが笑います。

北欧関連のコミックエッセイは何冊か読んでいるので内容がかぶるところはありましたが、大自然の中の動物園や犬ぞり体験などは初めて見たので面白かったですね。

特に大自然の中、森に仕切りやおりを作って豪快に動物を展示している動物園の話がとても面白かったです。すごく行ってみたいな~。

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『北欧こじらせ日記』chika

北欧こじらせ日記

20歳のときにフィンランドを訪れ、「ここに住みたい」と思った著者。それから何度もフィンランドを旅行し、北欧に関する仕事に就き、ついには「フィンランドで寿司職人になりたい」と望むようになる。夢を叶えるため、ときに寄り道をしながらも、著者は道を進んでいく。

著者はとても人間関係についてポジティブで、どんな出会いについても肯定的にとらえているところがすごかったです。いやコミックエッセイだからいいことばかり描いている可能性はありますが、それでもこんな前向きに描けるということが強いです。

最初に就職した会社が経営難になって離職したことも、ひょんなことから中国赴任になったことも、何だかんだ前に進むエネルギーにしていくそのたくましさがかっこいいです。絵柄や語り口はゆるいけれど、著者本人はガッツがあって尊敬します。

コミックエッセイとコラムが交互に記されていますが、コラムも文章がうまくて面白いです。優しく豊かな語り口に、フィンランドで出会ったできごとが交じり合って味わい深いです。文章だけの本も読んでみたいですね。

著者がフィンランドのことをどう好きなのか、なぜ魅力を感じているのか、が丁寧に語られていて読んでいて楽しかったです。

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『はじめてフィンランド~白夜と極夜ひとり旅~』トナカイフサコ

はじめてフィンランド: 白夜と極夜 ひとり旅

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イベリア半島

『ポルトガル 朝、昼、晩』

ポルトガル 朝、昼、晩。

k.m.p.のふたりは、ポルトガルの安宿に二週間泊まり、「暮らしごっこ」をすることにした。スーパーで食べ物を買い、仕事をし、散歩をして、昼寝をする。そんな観光ではない、海外での過ごし方を実践したふたりが見たものとは……。

私はこういう旅がしてみたいので、めちゃくちゃうらやましいですね。知らない町に行ってひたすら散歩をしたいし、その土地のスーパーに入り浸って料理をしたいです。

キッチンがないので簡易のまな板とナイフでサラダやサンドイッチを作るところも非日常でワクワク感がありますし、言葉がまったく通じず小さな辞書を買って指をさして会話をするところも手探りで最高にいい。

観光地に行ったとか、有名な店に行ったとか、普通の旅行記にあるような話題は『ポルトガル朝、昼、晩』にはほとんどありません。それゆえにその土地の空気感、人々の雰囲気がにおい立つように伝わってきて楽しかったです。

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『オラ!スペイン旅ごはん』ハラユキ

 

オラ!スペイン旅ごはん (コミックエッセイの森)

スペインが好きで、スペインにも在住していた著者は、スペインでの食事を漫画にする。スペイン独自の食べ物や、それに伴う文化を紹介する。フラメンコの盛んな土地に行くなど、食べ物以外の文化も取り上げる。

スペインの人の食へのこだわりがすごいです。

美食クラブという団体があり、それに所属している人たちが多くいるらしいです。そして、美味しい料理の作り方というのは独占せずみんなで分け合うものというのもすごい。

料理は知らないものばかりで、日本に入ってくるスペイン料理はほんの一部でしかないのだと気づきました。

フラメンコ好きな著者がフラメンコの聖地に行く場面は、文化的にも面白かったです。

フラメンコは、何となくでしか知らないですが地元民が歌うものは全然違うんですね。

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ヨーロッパ全域

『旅のらくが記ヨーロッパ』まえだなをこ

旅のらくが記ヨーロッパ: ピカソ美術館めぐり (旅のコミックエッセイ)

旅好きの著者、まえだなをこはヨーロッパに旅立つ。ゲストハウスや友人の家を転々として、ヨーロッパを横断していく。目的は、ピカソ関連の美術館を巡る人、旅先で出会った人々、おいしい食べ物を紹介しながら各地でピカソの絵を見る。

ヨーロッパ貧乏旅行。しかしお金がないからこそ友達の家に泊まったり、ゲストハウスについてネタ面白かったです。

というかいくら友達の親族だからって初対面のおばあさんの家に泊まるのってなかなかないですよ。

こういうめちゃくちゃコミュニケーション力がある旅行にはあこがれます。自分ではできないからこそ特に。

このおばあさんはホロコーストを逃れて今の土地に疎開しています。その情報はさらっと出てくるだけですが、歴史を感じました。

巻末にはこの旅行についてかかったお金が書いてあります。旅行における懐事情が気になる人はおすすめです。

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『ヨーロッパたびごはん』ながらりょうこ

ヨーロッパたびごはん (コミックエッセイの森)

ドイツ、ベルリン在住の著者夫婦は、ヨーロッパを旅しながらその土地のおいしいものを食べる。パンやお菓子、屋台グルメ、豪華な朝食など、食事からその国の文かが見えてくる。かわいくて美麗な食べ物エッセイ。

とにかく絵柄がかわいくてかっこいいです。ずっと眺めたくなるコミックエッセイです。

作品のメインテーマであるヨーロッパの風景と食べ物はしっかり描き込まれており、それでいて描写がくどくなりすぎない抜け感があります。

自分もおしゃれになった気分になります。

テーマもヨーロッパの日常食なのがいいですね。屋台で買い食いしたり、パン屋に入ったり。ポテトフライやフランスパンなどの日本でも見かける食べ物は、旅の途上で食べると不思議に違った意味を持ちます。

モーニングが好きなのでフル・ブレックファスト食べたいですね。

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『ヨーロッパスピリチュアル街道』赤池キョウコ

ヨーロッパ スピリチュアル街道を行く!

ロンドンに住む著者は、大病をしたことをきっかけに「祈り」について興味を持つようになる。聖水の街、ルルドや癒しの奇跡の伝説を持つ教会を巡り、ケルトの伝説スポットを訪ね、アウシュビッツ収容所で歴史について考える。

日本にいるとキリスト教における巡礼の話をなかなか聞くことがありませんから、実際に現地に行ってみて感じたことを描いてくれるのは臨場感がありました。信心のない人間にとっては「雰囲気に飲まれているのでは……」という部分もありましたが、昔の人がそれだけの感情をこの宗教施設に込めたのも確かなんでしょうね。

あまり「祈り」というものを信用していない私は、著者とは価値観が違います。ですが「祈り」をただ願いを叶えるため、運を授かるためではなく自分の内面と向き合う行為だとする著者の価値観はきちんと作品の中で筋が通っています。

そもそも著者が出会った病も、作中に登場するアウシュヴィッツで行われた惨殺も、とても理不尽で、ただ理屈だけを並べられても納得がいかないことだと思います。そういう理不尽に決着をつけるために、宗教や信仰が必要な局面があるのでしょうね。

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