あらすじ・概要
ヒトラーの独裁が行われたナチス・ドイツでは美術品の略奪が行われた。美術品のコレクションを持つユダヤ人から、次々と美術品が奪われたのだ。ナチスが美術品を通して権力に執着する様子や、美術品奪還活動をしている人々、略奪に協力した人たちのその後を描くドキュメンタリー。
美術品と権力をめぐる悲しい話
ナチスが美術品を厳しく規制しながらも、同時に富や権力の象徴として追い求めているところはみっともなくてかっこ悪いですね。
裕福なユダヤ人から美術品を略奪し、財産を奪われたユダヤ人たちは出国ビザで着の身着のまま逃げていく……という状況がつらかったです。
美術品は二束三文で買われていき、ナチス高官たちのコレクションとなりました。
ナチスに協力することとなった画商たちの話もなかなか重たかったです。「逆らえなかったから」ではすまない状況です。
ちなみにタイトルほどピカソは関係ないので、タイトル詐欺なドキュメンタリーです。なんかそれっぽいタイトルつけた感じがしますね。
しかし、ナチスのやったことが極端とはいえ、ヨーロッパの美術館の歴史が略奪の歴史なのは根底としてあるんですよね。大英博物館など、今でも略奪したものを展示し続けているわけです。
ナチスが奪ったものを変換すると芋づる式に「うちのも返してよ」となるのは必然です。だから及び腰なところもあるのではないでしょうか。
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