あらすじ・概要
方言は、単語や文法以外にもものの言い方に特徴を持つ。大げさで演技性が高く、軽妙なコミュニケーションを好む関西と、朴訥ながらも正直なコミュニケーションを好む東北。大阪、京都などの関西の人と、東北地域の人たちの話し方を比較しながら、ふたつの文化の違いを探る。
関西人としてあるあるな内容だった
大阪人としてはあるある~という感じで共感が深かったです。
ロールプレイが好きで、多少わざとらしくてもリアクションをし、笑いを重んじるのは一種のマナーであり社交であるんですよね。笑いは高度なコミュニケーションなので、「こういう高度なコミュニケーションをするほどあなたが好きですよ」ということでもある。
そして東北の人たちにはそういう関西人の振る舞いがとてもうさんくさいものに見えるらしいです。社交辞令やロールプレイも一種のコミュニケーションなわけですが、実直をよしとする文化だと騙しているのではと不安になるようです。
関西人はちょっとしたことで「ありがとう」と言うし儀礼的なあいさつも好みますが、東北の人たちはそういう儀礼的なあいさつをしたがりません。逆にいきなり本題から話し出したり、いちいち感謝を伝えなかったりします。東北の人が意地悪なわけではなく、そういう定型文的でありきたりなコミュニケーションをすることをよしとしていないようです。
話し方への価値観は、生まれた環境、育った環境が出ます。面白いですが恐ろしいことでもあります。話し方で人に見抜かれるのは少し怖いですね。
ASDたちは異なる言語感覚で生きている―松本敏治『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』
『ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密』広瀬友紀 岩波科学ライブラリー 感想 『やさしい日本語――多文化共生社会へ』庵功雄 岩波新書 感想 簡単な日本語を通して異文化と話そう
