あらすじ・概要
著者はバングラデシュの男性、クリリンと結婚する。しかし結婚してから、彼は地元の大富豪だということを知った。夫の実家に行ってその家の規模や周囲の権力にびっくりしたり、日本でもめたり。人望にあつい舅にあこがれたり……バングラデシュ夫との生活を描いたコミックエッセイ。
バングラデシュの御曹司と結婚したけどお金がない
著者の夫、クリリン氏はバングラデシュではお金持ちの御曹司ですが、反面生活力がなく、日本ではいつもお金がありません。無職ではないですが、仕事が来なければやらないという体たらく。
著者はそんな彼にキレてあれこれ言いますが、多くの人にかしずかれ、湯水のように豪華な食事の出てくる家で育った彼が日本の庶民の生活を理解するのは難しいようです。
その一方で、「夫は妻に暴力を振るったりしない」だとか人間の善性を無邪気に信じているところもあり、何となく憎めない人でした。
夫の父は地元の名士で人望がとても篤いらしく、そこも面白かったです。
著者は「恋愛感情がないのに結婚した」と豪語するなかなかの人です。しかしこんな人でなければ家賃を払わないだとか男尊女卑とかに耐えられないかもしれません。いいかげんでなければ寄り添えない夫婦もあるんでしょうね
バングラデシュに里帰りした時のエピソードも面白かったですね。特に印象的だったのは法事のことです。みんなで死者のために祈って、ご飯を食べるというのは日本と同じです。違うのは、それと同時に2000人以上の貧しい人たちに食事を振舞わなければならないことです。
イスラーム教徒の「喜捨(寄付)」の一環のようですが、飢えている人たちが殺到してくるのでそれをさばくのが大変だそうな。大変だなあとなりました。
面白かったです。
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