あらすじ・概要
人気小説家、美倉洋介は誰もがうらやむような名声を得ながらも、自分の異常性欲に悩んでいた。そんな彼の前にバルボラという女性が現れる。宿なしでだらしなく、勝手気ままであるものの、美倉洋介はどこか彼女に惹かれ、家に置くことになる、
バルボラ思ったより普通でかわいそう
2巻完結で手塚治虫の作品の中ではあっさり終わってはいますが、それでも面白かったです。
筋書きとしては謎の美少女が作家の人生を狂わせるファム・ファタールものに近いですが、どちらかというと相手にドン引きしているのはバルバラの方で美倉洋介のほうがおかしいんですよね。
美倉洋介に振り回されるバルボラはごく普通の若い女性で、かわいそうでした。
一話完結できちんとオチがつくので読みやすかったです。
だんだんからオカルトでスピリチュアルな要素が取り入れられ、幻想的な展開になってきます。これは当時のオカルトブームを取り入れているとのこと。オカルトブームについては少し聞いたことのある程度ですが、こんなところに影響があるんですね。
実在の作家をパロディしたキャラクターがどんどん出てくるので、苦情来なかったんだろうかと思いました。それが妙にリアリティがあって怖くもあります。
高田馬場で漫画の神様のアシスタントをしていた男の話―堀田あきお&かよ『手塚治虫アシスタントの食卓』

