あらすじ・概要
過去の虐待や性加害によってメンタルの不調を抱え続けていた著者は、カウンセリングでトラウマ治療をすることになった。しかし、それはいばらの道だった。ときに怒り、乖離によって記憶を飛ばしながらも、必死でカウンセリングを受け続け、治療の道を探る。
カウンセリングでトラウマを治療するにはお金がかかる
性加害、虐待を受けた著者が自分のトラウマと向き合い治療に向かうまでを描きます。
登場する心理療法がスピリチュアルか!? と思うほどうさんくさくて笑いました。著者もそのことにはつっこんでいます。
でも私も精神疾患持ちなので、精神医学とスピリチュアルは紙一重というところは知っています。
精神治療の効果を感じる一方で、また違う悩みに出会うことを繰り返す著者は大変そうでした。
この手の本にお金の問題はあまり出てこないんですが、著者がお金がない中必死にカウンセリングを受けているのが印象的でした。「お金がたまるまでカウンセラーの人に会えない」という発言もちらほら。
カウンセリングが必要なメンタル疾患を抱えているから働けない、しかしカウンセリングを受けるお金がない、という堂々巡り。しかもカウンセリングって精神的負荷がかかるものなので、著者ほどがんばれる人も少ないと思います。
社会復帰のためにカウンセリングが必要な人に、届けられないのがもどかしいです。
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