あらすじ・概要
自然豊かな場所に移住してみたい。しかし仕事はどうなるだろうか、生活は、家事のことは? 田舎の人間関係にどう向き合えばいいのか? 著者が自分のひとり移住について振り返りつつ、これから田舎に移住したい人たちに向けてアドバイスする漫画。
リアルだけど悲観的じゃない田舎暮らし
田舎暮らしのリアルな悩みを描きつつ、必要以上に田舎を下げたりせず、そこに生きる人々のいいところも描いているのがよかったです。助け合ったり、声を掛け合ったり。
どんな土地に行くにしてもその土地の文化を全否定するような真似はしない方がいいですからね。
一生いるわけではないですが、住んでいると責任や義務も発生していきます。それをむやみに拒否せず能動的にかかわっていくところはかっこよかったです。
田舎での働き方については、観光や農業の季節バイトをかけもちしたり、フリーランスの仕事をやったりして過ごしていた模様です。そして、田舎ではそんな働き方が珍しくないらしいです。お手伝いのお礼として農作物をもらうことも。都会より循環するお金の額は少ないですが、独自の経済をしていますね。
「一円でもたくさんお金を儲けたほうがいい」とみんなが思っているよりも、こういう働き方が認められた方がいいような気がします。もちろん面倒なこともありますし、スローライフというわけではないですが。
お金で換算できるものだけが生産性ではないですよね。
『鈴木みきの富士登山ご案内』鈴木みき コミックエッセイの森 イースト・プレス 感想

