あらすじ・概要
大人になってから発達障害だということを知った著者。発達障害の特性を知ってから人生を振り返ると、思い当たることばかりだった。トラブル続きの自分の半生を描きながら、つらい状況の中でも救われたこと、自分のためになったことを思い出していく。
自分を知らないからこそ迷う
発達障害の著者が家族や友達の関係に悩む話。
発達障害の人はどうしても精神の発達が遅れがちなのでこういう人間関係のトラブルにさらされてしまいがちです。
相手を傷つけてしまったことはどうしようもないのですが、性加害や大人からの意地悪について本人に責任を問うのは酷だと思います。
著者も許してほしいわけではなく、こういう失敗はもうしたくないと思って描いているのだと思います。
両親との関係もありますが、男きょうだいとの関係が重点的に描かれていたのが印象的でした。著者は兄たちにいじめられたり性加害を受けたりしたことがトラウマで、そのことに悩んでいました。
親は子どもに責任があるから怒りやすいですが、きょうだいは親子ほどの上下関係がないからどう怒っていいのかわからないところはあると思います。
「嫌な家族」が親とは限らないよなあと改めて思いました。
自分探しはばかにされがちですが、意識して自分を探さないとわからないこともあると思いました。
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